第71話 竜っ娘が現れた!?
あー…課題とテスト週間のせいで全くかけない…ごめん…
どうも、私の最大不眠時間は127時間、ミーシャです!!
今は、前回と同じアルルさんの研究所にいます…
「ここをこうすれば…まぁ、これで問題ないか」
アルルさんが、何やら筒型の大きな水槽のような所へヴェスタちゃんの血液を3滴程垂らして、何やら機械を弄っていましたがそれも終わったようです。というわけで、ちょっとした疑問を聞いてみましょうか…ちなみに、ヴェスタちゃんとはまた交代しました。
「そういえば、肉体を作ってもそこに魂が先に宿ることはないんですか?」
「あー…理由は分からないけれど、魂が宿ったことはあんまりないわね」
どうやらトカゲなどで実験していて、そのことに気づいたようです。良かった、まともそうな人で…そんな事を思っていると、不意に奥の部屋からメイド服を着た小さいアルルさんが出てき………んんん!?!?
「…アルルさんの妹さんですか…?」
「いいえ?あれは私のクローンのリユよ」
え、この人何やってんのッ!?やっぱりこの人まともじゃなかった…あれ、この人…
「あの、あのクローンの人って、魂があるんですか?」
「あるわね…まぁ、あの子は厳密にはクローンじゃなくて娘になるのかしら?」
疑問を浮かべる私に、アルルさんが「見せてあげなさい」というと、メイド姿のリユちゃんはその場でお辞儀をすると…背中から深紅の鱗に覆われた翼が生えました…どういうこと???
「私が興味半分で竜人族を探している時に…」
竜人族とは、存在自体はしていると言われてきたのですが、今は誰も実際に見た人が居なくなった為幻と呼ばれている種族らしいです。それを探している時に、偶然瀕死の小竜を見つけたそうで…
「その時は…ペットにドラゴンを飼うのもそれはそれでいいかな〜ていどで保護したんだけど…そのドラゴン、バジリスクに喧嘩を売ってたみたいで…ね?」
バジリスクは、最低でも体長約10メートルはある巨大な蛇で、猛毒と見たものを石化する能力を持った蛇の王とも呼ばれる強力な魔物です。
そして、最低限の物しか持っていなかったアルルさんにはそれを治せず、研究所に着いた頃には呼吸をしていなかったそうです。
「それで、その小竜のDNAと私のDNAを混ぜれば竜人族になるんじゃないかと思って、試したんだけど…」
当時は、まだ魂が宿らないと知らなかった為、最初の実験として行なったそうです。
………
「さて…どうなることやら…」
まぁ、最悪こっちを襲ってくるかもしれないけれど…そう思いながらも、ちらっと実験水槽の前に立つゴーレムに視線を移す。このゴーレムは様々な状況に対応したゴーレムを作る中で、割と深夜テンションで作成した最凶兵器。身体をミスリルとオリハルコンの合金で作り、その内部に錬金術系統の刻印をすることで身体を様々な形に変化することができる。
「まぁ、余計な心しーーー」
突然、実験水槽が爆発して中からナニカが飛び出す。ゴーレムはそれをすぐさま察知して、両腕をタワーシールドに変形して受け止め………られず、その身体を嫌な金属音を響かせながら歪んでいき…胸の錬金術の刻印を貫かれて機能を停止する。そして、貫通した物体は私の胸にも飛び込んで…
「ごぶァッ!?」
身体を貫通こそされなかったが…心臓が止まり、骨と内蔵が悲鳴を上げる。私は震える左手をどうにか動かして、腰に下げていた再生効果のある注射器を首にぶっ刺して薬品を中注する…一応、身体を正常に戻すという効果があるため、身体を再生しながらも止められた心臓の機能も正常に戻される。
「ごほッ、ごほッ……はぁ…はぁ…」
危うく私を殺しかけた正体に目を向ける…そこには、私によく似た小さな子供が、私に頬ずりをして甘えていた。勿論、真っ赤な翼を生やして…
「うー…?」
「…はぁ、分からないかも知れないけど、あんたに突撃されるだけで私は死ぬから…もっと優しく老人を労るように丁寧にふんわりと触れなさい…いいわね?」
「んぅ…」
はぁ…確か、どっかに子供の頃の服を保管してた筈……
………
「それからも色々あったけど、今は死にかける事はなくなったわね…」
「…♪」
アルルさんの膝に頭を置いて、なでなでしてもらっているリユちゃんはとても気持ちよさそうに目を細めていました…
Qアルルがたまに口が悪くなるけど?
Aアレはとある実験中の“不慮の事故”で副作用で、ストレスが溜まってイライラすると“性別”と人格が少し変化するようになってしまった…
原因…
リユ「…これ、なに?」
アルル「あぁ、それは変身薬を作ろうとして、負の感情に反応して性別が変わっちまう失敗作だ」
リユ「せいっ」
アルル「ちょ、おまっ…」
Qアルルとリユの関係って?
A
アルル「親子でしょ」
リユ「…機材、壊しちゃった…」
アルル「何やってんだッ!?」
リユ「…嘘」
アルル「なっ…!?」
リユ「…ふへへ♪」




