第6話 お金を稼ぎます!1
今日はもう一本!!
グーテンモルゲン!!今日で異世界に来て3日目のミーシャちゃんですよ!!
今日はギルド直属の行商人さんが来る日みたいなので、ちょっと見てみようかと思います。
「あ、あれかな?」
村の入り口に大きな屋根付きの荷台を引いている馬と、小柄な少年が来ました。馬ってあんなに大きいのか…知らない事が多いなぁ。そんな事を考えていると、いつの間にかギルドの方へ向かっていました。ギルドの管轄だから村人とは商売をしてくれないようです…ちくしょう。
仕方ないのでまたクミルの殻と棘を売りますか。
「あの、クミルの殻と棘の買い取りをして欲しいんですけど…」
そんなこんなで今日の稼ぎは金貨30枚ですね!!むふふ、これは金儲けの予感…と言っても、あまり多く流すと値崩れしそうなので自重してますよ?
さて、何か他に高額の品は…ジネンジョって言うのがかなり高い…金貨3枚!!これは手に入れるしかないと思い、いつもの受付嬢さんに聞いてみると、どうやらジネンジョというのはこの地域周辺に自生しているようで地面深く根をおろしており、その根っこが価値があるらしく、途中で折れたりすると値段がかなり下がるみたいです。
その話を聞いて無理かな〜と思い、他に高額買い取りもなさそうなのでギルドから出ると、目の前に先程の行商人の荷台の車輪がぬかるみに嵌っていました。どうするのかな?と思っていると、少年はおもむろに地面に手をあてました。
「“ハーデン”」
少年がそう言ったのと同時にぬかるみが一瞬で固まりました!!…だけど、車輪ごとぬかるみを固めちゃったら逆に動かないんじゃ?そう思いながら通り過ぎると、後ろから「あれ?動かないんだけど!?」という声が…
「魔法か、私も使いたいな〜…ん?」
思わずそんな声を漏らすと、唐突にステータス欄が開き、スキルを獲得しました!という表記が。獲得したスキルは…〈土魔法〉と〈詠唱破棄〉というらしい。あ、これもしかしてさっきあの子が使ってるのを見たから?
「待てよ、土魔法を使えばもしかしてジネンジョを確保できるのでは!?」
そう思って、私はお金…げふん、ジネンジョを求めて駆け出した。
…実はこの世界で〈詠唱破棄〉を持ってる人物は1億人に1人くらいの割合です。なら、この少年は一体何者…?




