第58話 白氷竜の結末
どうも、5ミリ身長が伸びたミーシャです!!
今私は、氷華の国の女王様の依頼でホワイトアーブルの森に来ています…
「…あれ、ですよね?」
『多分そうだと思いますが…』
私は木の陰から頭だけぴょこっと出して視線の先にいる白氷竜の様子を窺います。白氷竜は通常の氷竜より大きく、鱗は白に近い青といった印象です。
「それじゃあ…ヴェスタちゃん、後はよろしくお願いします」
そして、私はインベントリからとある物を取り出してヴェスタちゃんに身を委ねました…
………
「さて、やりますか」
私はマスターに渡されたまるでガラスのような青い防具…氷樹の鎧を着て白氷竜の前に出ます。
「ガルルオオォォォォォ…ッ!!」
白氷竜もこちらに気づいたのか、咆哮をあげて威嚇してきました。多少空気がピリピリと感じましたが、特に問題はありません。私は距離をつめようと駆け出して…
「グガロロローーーッ!!」
「くっ…」
突如現れた通常個体の氷竜がおこなった爪による横薙ぎの攻撃に対して、咄嗟に氷樹の剣を間に割り込ませて爪の斬撃を無効化しましたが、体制が悪く宙を舞いましたがすぐに立て直して着地します。氷樹の剣でガードして直接のダメージは免れましたが、腕に少し痺れがあります。
「ガグガァッ!!」
白氷竜が前脚を振り下ろした直後、雪の降りた地面から氷の結晶柱が突き上げるようにして私へ向かって来ます。ですが、私が氷樹の剣を突き刺すと、まるで私を避けるように氷の結晶柱が左右に別れました。
「どうやら、今のは地面に魔力を流して発生させていたようです…ねッ!!」
私を仕留められなかった事に一瞬驚いた素振りを見せた氷竜に一気に接近し、空中で回転を加えた斬撃でその首の鱗を砕き半分程断ち斬ると、大量の血飛沫をあげて地に伏した。
白氷竜は倒れた氷竜ごと私に向けて即死級のブレスを吹いた…だが、先程の氷の結晶柱と同じく、私には一切の効果を示さない。そこで初めて、白氷竜は少し後退りをして戸惑った。
「では…次はこちらから行きますね?」
私は右手に氷樹の剣、左手に聖剣を持って駆け出しました。その間も白氷竜はブレスを吐き続けましたが、私には効きません。私は地面ごと斬り裂きながら2つの剣を振り上げて白氷竜の横顔を叩き、振り上げた右手の氷樹の剣を振り下ろして左手の聖剣は身体に引き戻して突きを放ちます。そして、白氷竜の鱗を足場にして腰を捻りながら先程振った氷樹の剣と突き刺した聖剣を振り抜きながら頭上に構えて…
「〘ホワイト・アウト〙」
右手の聖剣に白い光が溢れ出す。白氷竜はそれに気づいたようですが、私が聖剣を振り抜くほうが早かったようです…白氷竜の首がすとんとずり落ち、何とも呆気なく絶命しました…




