第5話 面倒なのに絡まれました!
今日はもう一本投稿できたらいいと思ってます!!(絶対とは言っていない)
はい、どうも!!ミーシャですよ!!今私はギルドの受け付けでクミルの素材を買い取って貰う最中です。
「では、クミルの殻を金貨2枚、棘は一束10本が10束なので金貨10枚で合計金額は金貨12枚どうでしょうか?」
「えっと、そんなにいいんですか?」
「ええ、これが妥当な値段ですから」
「お、おい待てッ!!」
あ、さっき剣が折れたおじさんだ…今度は何が言いたいんだろ。
「なんですか、こちらは只今買い取り中なのですが?」
「何でそんな高額なんだよ!?そこら辺の木にできてるだろうがッ!!」
必死な表情を浮かべて叫び散らすおっさんに、受け付けの女性はハァーー…と大きなため息をついた後、キッと鋭い視線で睨みつけた。
「なら、貴方も採ってくればいいじゃないですか」
「言ったな?なら嬢ちゃんと同じ値段で…」
「ただし、クミルの実から棘を折らずに跡が残らず外して、殻は加工しやすいように真っ二つに綺麗な断面で切断した状態だったなら同じ値段で買い取ります」
受け付けの女性の言葉におっさんは一瞬、ぽかんとしたがすぐに顔を真っ赤にして叫ぶ。
「そんなの無理に決まってるだろッ!!」
「あら、そうなんですか?こちらの方は今申し上げた条件を全て満たしている為にこの報酬額なのですが…」
「だ、だとしてもだな…」
「だいたい、貴方はクミルの殻や棘の価値を分かっているのですか?クミルの殻は先程、貴方の鉄剣を真っ向から受けて無傷で逆に剣を折る程の強度で、その棘も殻と同じくらい硬く細く鋭い、矢尻に使えば下手すれば従来の矢よりも相手の体に深く刺さります。それくらい価値があるんですよ?そんな事も分からないなら一生Dランクで野生動物の尻でも追いかけていて下さい」
最後にフンッと鼻を鳴らした後、受け付けの椅子に座り直して報酬額を渡してくれた。おっさんはというと、何も言い返せないのか押し黙ってたよ…まぁ、ちょっと気の毒だけど。
うーん、これ味的にも買い取り的にも美味しい素材何だけど、売る時は人が少ない早朝がいいかな?面倒くさそうだし。
「あ、おはよう」
「ッ!?」
あれ、私と同じくらいの年の子に話しかけたんだけど、何で顔を真っ赤にして逃げるの?
そう思って自身の服装を確認すると、胸はスポブラみたいな布1枚でお腹と背中はほぼ丸出し、下はデニムパンツみたいな短いズボンに腰に長い布を巻き付けた感じの格好。
「…うーん、若者には刺激が強すぎたか」
まぁ、この体は貧乳だから別に気にならないけどね。でも都市とかでこの格好してたら強制わいせつ罪的なので捕まるかな?
「今度防具でも作ってみようかな」
そんな事を考えながら、買い物をして帰路についた。
クミルの実の形と大きさはラグビーボールを想像していただけると…




