第56話 どうしましょうか…
どうも、最近はシチューをよく食べるミーシャです♪
今は宿でこれからの事を考え中なのですが…
「ん〜…どうしましょうか…」
あれから夕刻まで聞き込みをした所、どうやらホワイトアーブルの森に氷竜が住み着いてしまったそうで…
「しかも、それが何頭も居るって事がヤバいんですよね…」
いくらヴェスタちゃんでも、何頭も同時に相手をするのは…いや、“あの装備なら”いけるのでは…?
『あの装備は重量があるので、身体強化を使わずに使用出来ませんから魔力の消費が大きいですから…』
うーむ、短期決戦用…私達だけじゃどうにも出来そうにありませんね。
「そうだ、氷樹で作成した槍を遠くから…」
『いえ、私の職業は【槍使い】ではないので…本職には威力が劣ります…』
あ、そうだった…この世界は職業が武器や道具の使用に補正を入れてくれているから強いのであって、適正職業でないと厳しいんでした…いや、でも…
「“私が”投げたらどうなりますかね?」
『…そもそも、マスターの筋力では氷竜の鱗を貫くのは不可能だと思いますよ…?』
ですよね〜…本当にどうしましょうか…
………
「それで、今は宿で休息をとっているのね」
「はい、そのようです」
氷華の国、その中心にある大聖堂のような建物の中で、二人の人物が会話していた。
「…それにしても、何故すぐに呼ばないのですか?」
「彼女は観光が目的で来ているのでしょう?そこへ私達が無理を言ってお願いするのだから、一日くらい自由にしてもいいんじゃないかしら?それに、ここへ着くまでに疲れが溜まっているでしょうし、万全の状態でして貰わないと困るのよ」
魔法使い風の格好をした女性の疑問に、玉座に座っている女性はそう答える。
「それに…あの京の都の主が、その立場と実力を保証する程の人物よ?あまり強引な手を使うのは避けたいわ…」
「まぁ、そうですよね…」
「あと、貴方が報告していた内容も気になるのよね…」
「はい、鑑定が間違っていないのなら…」
「スキルは誤作動何て起こしたりしないわよ…」
女性は天を仰ぎ、あり得ない事象に思考を巡らせ…
「…一体、あの樹をどうやって…」
女性は、そう言葉を零した…




