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異世界で【天職:プレイヤー】やってます!  作者: フユルト
第五章〜:白雪、氷の森
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第50話 謎の少女

どうも、もこもこ装備を手に入れたミーシャです♪

あのあと、夜を越すためにかまくらを作ったのですが…


「ふぅ、これでよしっと…」


日が傾いて夕焼けとなった頃、雪を集めてかまくらを作りました!!我ながら良い出来だと思います。


「えっと、確か…【妖術:認識乖離】」


妖術を使用した直後、周囲に魔力が広がりました。使用者には分からないのですが、一定の範囲内に侵入すると無意識に範囲外へと遠ざかってしまうある種催眠状態になる…らしいです。妖狐さん曰く、野営でも少しだけ安心して過ごせるとの事。侵入しても離れようとしない者は、術を使用した者より格が上という事なので基本的に戦ってもあまり勝ち目がないので逃げることを進められました。



…妖術って基本的に魂に関与する効果のものが多らしいのですが…ん?ならあの炎の槍とかは何だったんでしょうか?


…まぁ、いっか。


「さてと、そろそろ晩御飯を作らなくては…」


今日は…よし、揚げ物を作りましょう!!

まずは唐揚げから、ボウルに鶏肉とタレを入れて揉みこみます…その後冷蔵庫代わりに少し寒い外に放置…して、片栗粉と薄力粉を入れて混ぜます。そうそう、異世界に来て初めて知ったのですが、薄力粉や強力粉は元は同じ小麦粉らしいですね。前世ではそんな事考えている余裕がなかったので、とても新鮮です。


そんな事を考えながら、油を入れて熱した鍋に鶏肉を入れて揚げていきます。おっと、お米を炊かなくては…


『…マスター、作り過ぎでは?』


「…うん、それは私も思った」


つい夢中になって、唐揚げだけじゃなく豚カツに牛カツ、フライドポテトまで作っちゃいました…


「まぁ、私も食べるから大丈夫だよ♪」


「それなら…ん?」


『…っ!?』


…あれ?ヴェスタちゃんの声じゃない…今、誰が返事したの?


隣には先程まで居なかったフードをおろした黒一色の服を着た少女が、どこから取り出したのかお皿にご飯と揚げ物各種を盛っていて、フォークを使ってもきゅもきゅと食べていました。


「だ、誰っ!?」


妖術:認識乖離さん、ちゃんとお仕事してーーーッ!?


そんな私の心情を知ってか知らずか、黒の女の子はにっこりと笑顔を向けた。



一応、認識乖離さんは働いています…


認識乖離「相手が格上過ぎて…無理デス…」


どれくらい強いかというと、ミーシャちゃんを媒介にした憑依状態のヴェスタちゃんを“作業”ではなく“遊び相手”程度に楽しむくらい



謎の少女ちゃん:取り扱い説明書


民間人:助けたり、見逃したりする。〘村人など〙


作業:ただ淡々と片手間にぶっ殺すだけ、はっきり言ってつまらない。〘盗賊、悪魔など〙


遊び相手:ウォーミング程度に楽しめる相手、善人なら見逃すけど悪人なら首チョンパ〘憑依状態ヴェスタ、妖狐、魔竜など〙


友達:興味を惹かれる相手。〘ミーシャちゃん(予定)〙


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