第48話 新たな旅立ち
新年、あけましておめでとうございます!!
今年も、ミーシャちゃん達とわたくし、フユルトをよろしくお願いします!!
縁側に、一人の狐と一振りの聖剣から霊体をだした者が居た…
「こうやって、二人っきりになるのも久しいの…」
「そうですね…とても久し振りです」
二人はそんな会話をした後、示し合わせたかのように同時に空を見上げる。そこには、美しい満月がぼんやりと光を放っていた。
「話は変わるが…その半透明の身体はどうにかできんのか?盟友」
「そう言われても…今はミーシャさんと鈴さんがお話しておられますし、この身体は精神体なので憑依しないとどうにもなりませんから…」
「う、うむ…そうか…」
「うふふ、貴方は昔から幽霊が苦手でしたね…」
「な、ななな何を言うのじゃ!?もう子供でもあるまいし、それに…お主の霊なら喜んでもてなすわッ!?」
…そうして、ミーシャの身体が本調子に戻った事で、とうとう別れの時が来てしまった。
「もう行ってしまうのですか…」
「…そんなに悲しまんでも、今の此奴ならここまで一瞬で帰って来れるのじゃから…はぁ」
そう、今の私は鈴ちゃんの転移魔法を習得していて、尚且妖狐さんの妖術もある程度は使えるようになりました…やっぱり、私ってチートなのでしょうか?ほら、見たり受けたりしただけで、その魔法やスキルを一瞬で習得出来るんですから…
「…それじゃあ、行ってきますっ!!」
「行ってらっしゃいませっ!!お部屋は私が頑張って清潔にしますので、いつでも帰って来てくださいねっ!!」
「盟友、ちゃんとミーシャを守るのじゃぞ?」
『私がミーシャさんを守るのは当たり前です…それでは』
「あぁ、それじゃあの…」
こうして、私は京の都を出発して新たな旅に出ました…
『…それで、今度は何方に?』
「そうですね…次は“氷華の国”を目指しましょうっ!!」
…おまけ…
ミーシャが旅立った後、鈴はある部屋に来ていた。
「み、ミーシャさんの使ったお布団…ごくり」
鈴は忙しなく耳をぴくぴく動かし、尻尾をふりふりと左右に大きく振っていた。そして、箪笥からミーシャの使用していたであろう布団を取りだした後、それを敷いて包まった。
「ミーシャさんの…獣臭…ハァハァ…ミーシャさん…」
「…」
…布団に潜って何やら「ミーシャさん…そんな、大胆な…♡」とうわ言のように呟きながらモゾモゾと動いている鈴へ、生暖かい視線を送っていたメイドはそこを離れ、妖狐へその事を伝える為に歩き出したのであった…
(´・ω・`)鈴ちゃん…




