第38話 気持ちの良い朝ともふもふ
…どうも、お米を買えなかったミーシャです…
今私は、辺りが暗くなってきたので宿の一室を借りています。
「うぅ〜…」
『マスター、そんなに唸っても仕方ないですよ?明日買えばいいじゃないですか』
それもあるんですけど…私的には、神社で会ったあの狐の女の子が心配なんですよ。
「大丈夫かな…」
〜???視点〜
「へくちっ…」
…すごく寒いです、辺りはすっかり暗くなって夜風が私の頬を撫でます。尻尾を抱き枕にしているのですが、暖まる気配はありません。
「家に帰る…?駄目っ、やっとお外に出られたのにまた出られなくなるのは嫌…」
その時、風が強く吹いて周りの木々の枝を揺らして、その音にびっくりしてしまいます。
「うぅ…そうだ、あの女の子なら…」
助けてくれるよね…?
〜ミーシャ視点(朝)〜
「うぅむ…」
何でしょうか、今私の顔にもふもふした感触がします。そのもふもふを抱きしめて頬ずりをすると、さらに沈み込むように柔らかくて滑らかな感触と共に「ひゃう…」という可愛らしい小さな声が…うん?
恐る恐る目を開けると、そこには金色のもふもふした尻尾が…
「あ、あにょ…」
し…
「 尻 尾 が 喋 っ た ッ ! ? 」




