第36話 何故か嫌われています…
どもども、謎の狐少女を発見したミーシャです!!
さて、この子をどうしたものか…
「…ねえ、ヴェスタちゃ…」
『駄目ですよ?』
まだ何も言ってないのに…もう少し話を聞いて?
『どうせ、「この子の尻尾をもふもふしてもいいかな?」とか言うのは容易に想像できます』
「いや、違うけど」
『なっ!?!?!?』
私の予想外の返答にヴェスタちゃんが驚きの声をあげています…わたしって、なりふり構わずもふもふに飛びつくヘンタイに思われていたんですか?
「さすがに、いくらケモナーの私でも見ず知らずの幼い獣娘を襲ったりしないよ…もしかしたら迷子かもしれないから…」
そう、私は常識のある獣娘。たとえ同じ獣娘だとしても襲ったりシナイ…ホントダヨ?ワタシハワルイケモノムスメジャナイヨ。
「うぅん…?」
すると、狐の少女は眠たそうにまぶたを擦って起き上がりました…そして目が合います。
「ぴ…」
「…ぴ?」
「ピギャーーーーッ!?」
奇声をあげて私から距離をとるように後ずさり、涙目になって私の事を見てきます…なんで?
「え、えっと…」
「ひぃっ!?」
私が話しかけようとすると、小さな悲鳴をあげてプルプル震えてるんですが…とりあえず、どうにかして落ち着いて貰いましょう
「いや、私は偶然ここに…」
「こ、来ないでぇ〜ッ!?」
すると、女の子の周りに大量の火の玉が出現し…私めがけて飛んできましたッ!?
私は水魔法で半球状の膜を作り、何とか防ぎました…何でこんなに嫌われてるんですか?
『…もしかしたら、マスターから滲み出るヘンタイ臭が…』
えぇ…と思いましたが、ここまで嫌われているのでもしかしたらそんなのかも知れません。
「あ、えっと…」
「な、何か…ごめんね」
そう言って、私はそそくさと女の子を置いて神社を去りました。
狐耳娘、恐ろしい…




