閉話 緋龍姉妹のその後…
「行ったな…」
「…ん、行っちゃった」
緋龍姉妹はミーシャちゃんを見送った後、アルカナムに戻って何かクエストを受けようとギルドに入ったのだが…
「お、おい!?ミーシャはどうした!?」
そこには、エルフのギルドマスターが息も絶え絶えに話しかけてきた。
「どうしたんだ、ギルマス?」
「ん…うるさい、ギルマスちょっと静かにして」
「う、うるさい!?…おほん、実は…」
西の森で魔竜の死体が発見され、その森からミーシャらしき人物が出てきたとの目撃情報があったらしい。
「しかも、今まで水量が少なくなってたあちこちの滝が元に戻ってるし、しかもダンジョンの木の根も消えてる…これだけの功績がある冒険者をうちで囲ってダンジョン攻略をしてもらえば…ぐへへ♪」
相変わらず金のことになると面倒くさいな…と思ったカガリ。
「貴方達はミーシャと結構一緒にいたし、今アルカナムのどこにいるか知らない?」
「ん?ミーシャならもうアルカナムに居ないぞ?」
「…へ?今ナンテ…」
「ん、ついさっき、アルカナムから別の所に行くみたいだから、お見送りしてきた…」
その後、ギルドマスターは絶望した表情を浮かべていたという…
一方その頃、ミーシャちゃんは…
「少し涼しくなって来ましたね…」
『そうですね…ところで、何故マスターは急いでアルカナムから去ったのですか?』
ヴェスタちゃんはとても不思議そうだったので、一応教えてあげましょうか…
「…私達って、魔竜エリュシュキガルを倒しましたよね?」
『はい、クソトカゲを干物にしてやりましたね♪』
…相変わらず、嫌な事とかになると口が悪くなるなぁ…
「私達があの森から出た時に、何人かの人に見られてるので私達が倒したとか疑われかねないから早く出たんですよ♪」
『…?』
あれ、まだ分からない?
「…つまり、魔竜を倒したと知られたら面倒なことに巻き込まれそうじゃないですか、例えば、「ダンジョンを攻略して来てくれ〜」とか、「この都市から離れないでくれ〜」とか言われたら、中々観光に行けなくなると思うんですよ」
ここまで話すと、ヴェスタちゃんは納得してくれたようで…
『確かに、そうなるとかなり厄介ですね』
という訳で、観光と美味しい食材を求めてしゅっぱ〜つ♪
次回は京の都に到着します…




