第26話 緋龍姉妹からの決闘です!!
「おい、ちょっと待て」
さて、ゴーレムの換金も済んだのでギルドを出ようと思ったのですが…声をかけられて振り返ると、そこには2人の人物の姿がありました。
「私はAランク冒険者、緋龍カガリだ」
1人は、赤髪に所々青髪が跳ねていて、背中に大剣を装備している女性…カガリさんです。
「…同じくAランク冒険者、緋龍ホマレ…ふわぁ、ねみゅい」
もう1人は、カガリさんとは反対に青髪に赤髪が所々跳ねていて、腰に短剣を装備した私と同じくらいの背の少女…ホマレちゃんです。
「あのゴーレムはお前が倒したんだよな?」
「はい、そうですけど…?」
「…へぇー」
カガリさんは何故かニヤニヤして、ホマレちゃんは私の猫耳と左右に揺れる尻尾をチラチラと見てきます。何が言いたいんでしょうか?
「なぁ、私達と決闘してくれないか?」
何言ってるんだろうこの人…と思っていると、顔に出ていたのか言葉足らずなカガリさんに代わってホマレちゃんが弁明をします。
「私達は、貴方をパーティーに誘いたい。だから、実力が知りたいから、決闘をしたい………あと、私は個人的に貴方の耳と尻尾をもふもふしたい」
あの、ホマレちゃん…本音が漏れてますよ?というか…
「私は別に興味ないかな…?」
「なっ…」
「…」
「え、何でそんなしょんぼりしてるの?」
「おいおい、嬢ちゃん…」
どうやら、彼女達はこの都市ではかなりの人気を誇っている二人組パーティーらしいです。自分達が誘えば入ってくれると思っていたらしく、私が興味ないと言って傷ついてしまったみたいです…面倒くさいなぁ。
「…はぁ、じゃあ貴方達が私に決闘で勝ったらいいですよ?」
「本当かッ!?」
「ほんと?」
「本当だから…顔近い」
…この時の私はまだ知らなかった。彼女達が“私に”匹敵する程の強さを持っている事を。
次回は、緋龍姉妹VSミーシャちゃん&ヴェスタちゃんです!!




