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異世界で【天職:プレイヤー】やってます!  作者: フユルト
法壊:第2−1章 血の盟主
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第36話:愉快な三人旅1

…「マジでいつこの章は終わるんだ…?」と私自身思ってます…今年中に終わるかなぁ(´・ω・`)



どうも、意外な掘り出し物と出会うと楽しくなりますよね?ミーシャです!!



今私達は次の依頼への準備を整えて出発するところなのですが…



「…えっと、ベロニカさんは一緒に来れないんですか?」



「あぁ、アイツには別の仕事があるからな…”ある程度“安全に行ける大まかなルートは地図に描いておいたから、それを頼りにしてくれ」



ある程度、なんですよねぇ〜…まぁ、我儘を言うわけにはいかないし、今回は「話は聞かせてもらったぜ!!」



茂みからばさっと飛び出た赤い髪をした妖精族の少女…シャールさんが声を上げました。



「おっとっと…私がそこのメイドに変わって案内してやるよ」



シャールさんは足元の根に足を取られながらも、上手くバランスを取って出てきました。



「あっ、今コイツ頼りないなぁ〜とか思ったろ」



「いえ、別に?」



思ってないですよ…?ちょっとくらいしか。



「つまり、一緒に戦ってくれるということですか?」



ヴェスタちゃんの言葉に、シャールさんはきょとんとして首を傾げた…え?何で!?そこで、ベロニカさんが説明してくれました。



「…妖精族は戦闘能力が皆無で、基本的に小柄で筋力はとても弱く、理力は多いものの、それを出せるだけの出力と肉体の耐久力がないので何においても貧弱です」



「ちょっと言い過ぎじゃね?」



ベロニカさんは「しかし」と呟き、補足を入れます。



「妖精族としての能力による隠密性能と相手の感情や心を読み取る能力はかなり有用なので、連れて行っても問題はないと伝えておきます。あと、危ない時は勝手に安全圏へ避難できるでしょうし、放置していても心配はないでしょう」



「ふふん、私はそうゆうの得意なんだぞ?休む時とか就寝の時は安全を保証してやるよ!!」



「へ〜、それなら一緒に行ってもいいですかね…?」



…というわけで、私とヴェスタちゃんとシャールさんの三人旅が始まりました…



私達は歩きながら、シャールさんが地図を広げて見せてしてくれている説明を聞いています。



「まず、私達が通るルートは井戸などで飲水が確保できる村を経由するルートだ」



「…?飲水ならば森の川でもよいのでは?」



ヴェスタちゃんの疑問にシャールさんは呆れたような顔をします。



「あのなぁ…森なんか入れるわけ無いだろ?血の呪いを得た動物…いや、化け物がうようよ徘徊してんだぞ?いくら私の力で隠密できるとしても野生動物の本能を残してる化け物にはすぐ勘付かれるぞ。あと、川辺にはそれこそ水を飲みに来る化け物が集まるから辞めたほうが良い」



「それなら…大砦は経由しないんですか?」



確か簡易地図を貰ってて…そうそう、これだ。



旧バサク帝国領土:簡易地図

基本的に砦の名称はそこを守っている領主の名前を捩っているかそのまま使っている。

テキスト:

かつて栄えたバサク帝国の簡易的な地図。

軍の英傑たる者達が守った砦と領地は、今やかつての栄光を失い荒れている…その砦には、まだナニカいるのだろうか?

○=砦、▲=帝都

①北砦ベルナール

②西砦フィアナス

③東砦デトルク

④南砦アブルナム

⑤大砦ボルサス

⑥大砦ガルザド

⑦大砦オルキュス

⑧大砦ベクタス

      

⑦     ⑧

   ①

 ② ▲ ③

   ④

⑤     ⑥



今回は【氷雪の砂塵】という北西の方角の場所なので、”北砦ベルナール“か“西砦フィアナス”。それと”大砦オルキュス“を経由できるのですが…シャールさんは微妙な顔をします。



「あー…そうだな、北砦は絶対に無しだ…もうあそこは、人が入れる場所じゃない。西砦に寄るよりも直線上の村々によったほうが早い…だから、寄るとしても目的地の手前にある大砦オルキュスだな」



「はーい、分かりました!!」



というわけで、私達は新しい依頼へと出発しました…





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