第10話 魔法を手に入れよう!
ミーシャちゃんは何か悩んでいるようです…
はいは~い皆さん、ミーシャです!
皆さんが思う異世界といえば!って言うのは何ですか?私はやっぱり…
「はあぁ…魔法使いたいな」
家のベットの上でゴロゴロしながらそんな風に思ってます。え、土魔法使えるじゃないかって?…そう何ですけど、ほら何かこう…派手でカッコいい火魔法とか雷を降らす魔法とか使いたいじゃないですか。
「土魔法は地味だしなぁ…ジネンジョ掘りとお手洗いの時は重宝してるけど」
という訳で、新たな魔法を手に入れる為に冒険者の皆さんを後ろから尾行中です!!むふふ、我ながら完璧な追跡術、これならバレない…筈。
冒険者である皆様の視点〜
「なぁ、注意した方が…」
「おい、馬鹿やめろッ!!」
私はそう言って仲間の1人を引き留める。私達は4人組のCランクパーティーで、今は魔物の出現する森の奥に入っている。
「だけどなぁ…」
「お前は何も分かっていない、見てみろ」
カサカサ、モフモフ…フリフリ、ピクピク。
後ろの茂みの中を動くピンッとたった猫耳に、左右に揺れる愛らしい尻尾。
「お前にはあの可愛さが分からないのか!?」
皆も分かるだろう、あの可愛さが…リゼ、何だそのヤバイ奴を見たような「うわぁ…」という顔は。
「リーダー…確かにあの子は可愛いですけど、ここには魔物が…」
「リゼよ、心配には及ばない…そうだろ?ライナ、フリューゲル」
「「はい、勿論!!」」
ふふふ、たとえあの幼女が魔物に襲われようとライナとフリューゲルがすぐさまカバーに迎えるよう注意を払ってくれている。そこへ私が助けに入ったら…うへへ〜♪おい、何故お前は呆れたような視線を私達に向けるんだ。
ミーシャちゃん視点〜
…何でしょう、今凄いねっとりとした視線を感じたのですが、引き続き観察を続けましょう。お、〈魔力探知〉をゲット!!
「ライナ、周囲に他の魔物は居ないな?」
「はい、前方のゴブリン3体だけですから問題はありませんよ」
「よし、フリューゲルは風魔法で先制攻撃、私とリゼで殲滅する…いいな!」
「「「了解!!」」」
そうしてついて行くと、フリューゲルさんが杖を構えて詠唱を完了していました。
「ウィンドカッター」
杖から放たれた1つの風が、ゴブリンの手足を切り飛ばします。
「〈身体強化〉…リゼ、合わせろ」
「へいへい…〈身体強化〉」
仲間が1人解体されて混乱している2体のゴブリンに向かって左右で挟み込む様に同時に飛び出し、ゴブリンの持っている棍棒を腕ごと斬り飛ばし返す刃の勢いでその首を飛ばしました。しかも2人共全く同じ動きで、同時にです。
その後、リゼさんが解体して血で汚れた魔石を水魔法で綺麗にして、残ったゴブリンの死体をあまり活躍しなかったライナさんが火魔法で燃やしていました。なんでも、燃やさないと血の匂いで他の魔物が来てしまうらしいです…そんな事をなんで大きな声で言う必要があるのか少し謎です。
「それにしても、かなりの魔法が手に入ったよ!!」
――――――――――
【ミーシャ】レベル1【職業:プレイヤー】
体力:小
筋力:中
魔力:中
スキル:
〈鑑定〉〈インベントリ〉〈アイテム:クリエイト〉〈火魔法〉new〈水魔法〉new〈風魔法〉new〈土魔法〉〈魔力探知〉new〈身体強化〉new
――――――――――
あれ?何か魔力が小から中に上がってる…そういえばここ1週間ずっと土魔法でジネンジョを掘ったからなぁ…確か魔力をずっと使うと魔力の保存量が上がるとかそんな感じのラノベがあった気がする。
「魔法を使ってるのを見せ、私達が「カッコいい」と思わせて好感度を稼ぐんだ!!」
「「おおーーッ」」
「…ハァ」




