第96話 愚者と道化4
今回は長く書く予定だったのですが、例のクソウイルスのせいで全く書けませんでした…
それと、明日はクリスマスですね?皆さん何か予定はありますか?皆さんにはプレゼントとして、私のこの喉がイガイガする症状を分け与えようと思います。(´・ω・`)
「ーーーッ!?何か来るッ!!」
直後、前方の森から黒い靄が溢れ出し、数10体のゴブリンとオークの群れが現れた。ヴェスタは即座にホーリーショットを放ち、ゴブリンの集団を貫いたが…
「なに…?」
致命的な傷を負ったにも関わらず、血を流さず痛みに叫ぶ事すらせずに魔物達はヴェスタ達へと歩みを進めた。
「まさか、アンデッドか…?アリシア、家へ逃げていてくれ」
「は、はいっ!!」
アリシアが後ろへ走ったのを見届けて、ヴェスタは聖剣を構え直す。敵は推定30体、味方はたった1人であるが、並の魔物であれば全て簡単に斬り伏せられる。しかし、アンデッドであるのならば話が変わってくる。
「斬るだけなら楽なのだがな…」
ゾンビ型のアンデッドは厄介で、首以外の部位を斬り飛ばしたとしても這って襲い掛かって来る。現在のヴェスタは勇者としての力はまだまだ未熟であり、首だけを的確に落とす事は難しい。
「浄化魔法でも覚えるべきだったか…はぁッ!!」
振り下ろされた棍棒を腕で弾き、その首を刈り取るとすぐにバックステップで後方へ下がって他の個体からの攻撃を回避する。
「行かせるかッ!!」
ヴェスタはアリシアの元へ向かうアンデッドをホーリーショットで牽制し、先頭にいたゴブリンを蹴り飛ばしてその正面に立ち塞がった。
………
……
…
ネクロマンサーは、たった一人の少女がこの数の手駒を相手に立ち向っていることを疑問に思った。
生き物というのは、自らが生き残ることのみを優先し、そのためならば弱者を切り捨てるものだと認識していたためだ。
『何故、逃げないのか?』
それを知るためにネクロマンサーはアンデッドにした人間の記憶を盗み見る。そして…




