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オタクと親友

 珍しく俺の席の前に人が来ている。まぁいつもラノベを読んでいる俺に話しかけてくるやつはそういないんだが、


「悠太ぁ〜助けてくれよー」


俺に頭を下げて助けを求めるこいつは俺の数少ない友人であり、親友の樋野和真だ。中学から仲良くなって今では俺が唯一信頼している友達と言っていいほどに仲良くなっていた。中学の時、まだオタクになっていなかった時からずっと和真は俺の頼りなる相棒だ。


 サッカー部に所属していて、結構なイケメンだ。髪は茶髪に染めていて、背も俺より少し高く170センチはある。


 高校では髪を染めるのは禁止されているところが多いが、この学校は以前。若い教師が髪を染めていてそれを生徒がいくら言ってもその教師は髪を戻さなかったことから。生徒や保護者の反感を買い、校長が仕方なく生徒の髪を染めることを許可したと言う事件があった。


 そんなことがあっても髪を染める生徒は少ない。だが和真は数少ない髪を染めた生徒の一人だ。まぁイメージでわかる通り、表面上はチャラ男だ。


 なぜ表面上はと付け加えたかというと、和真はオタクになっていき、友達が離れていく俺にずっとついてきてくれて、これまでほとんど見ていなかったアニメや漫画にも手を出して俺のことを理解してくれている。いい奴だ。


 今は少しオタク感が出てきて俺の影響もあるだろうが、だいぶアニメや漫画に詳しくなっている。





 まぁいつも本当に世話になっているしな


「ほらよ」

「おっサンキュー」

「写したら俺のも一緒に提出しといてくれよ」

「おけ。そうえば悠太さっき思いっきりアニメネタぶっ込んでたな」

「さすが和真、分かったのか」

「たりめぇよ」

「悠太ぁ〜、和くん〜」


 教室の中央あたりから俺たちを呼ぶ声が聞こえて声の主が近づいてきた。



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