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オタクと隠れオタク

 ラノベのラブコメのような恋愛を求めている俺には気になっている女子がいる。


 同じクラスで斜め前の席の田中紗良だ。彼女は学年一の美少女と言われているし、俺から見てもとても可愛いと思う。黒髪のミディアムロングで身長は150センチ後半くらいか?スタイルもよく、どことはあえて言わないがデカい!!!男のロマンを全て突っ込んだような女性だ。


 授業中は凛としていて綺麗な感じを醸し出しているが、休み時間などにみせる笑顔は綺麗よりも可愛いが似合うような無邪気なものでラノベを読みながら横目で見てしまうほどだ。


 しかも、運動もできるという確かテニスで県一位とか聞いたような気がする。


 そんな彼女は当然モテる。これまでたくさんの男子が告白してきたが全て断られているらしい。


 まさに理想!これぞラブコメのヒロインだ!!!


 まぁだからといってこんなオタクに接点があるわけではないのだが......


 そんなことを考えて今現在。返ってきた一学期の学期末テストを眺めている。結果はいつも通り、とても良いとは言えないが悪くはない。これなら親になにも文句を言われずに夏休みもオタ活に専念できるだろう。


 そんなことを考えていると、前の席と斜め前の席つまりは田中紗良が話している声が聞こえてきた。


「ねぇ、ここもっかい見せて。あぁやっぱりここあってるのにバツにされてるよ。」

「本当だぁ〜紗良ありがとう」

「えへへ〜、私でなきゃ見逃しちゃうね」


ピクッ


 なんか今紗良の口からどこかで聞いたことあるようなセリフが聞こえなかったか?


 まぁ、彼女に限ってそんなことはないか。


 一瞬の期待もすぐに頭の中から消えてまた自分の世界に戻るのであった。


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