【金澤佳雅 神坂御坂】 最初の頃の神坂御坂の御坂レイ 【復刻版】
この文章は2014/02/06 03:32に描き始めました。
此の文章は空想小説です。
御坂レイ・・・。
私の最初の頃の話・・・。
初めは、何がなんだか解らなかった。
唯、理解できたのは、コピーだと云うこと。
何故か解らないけど、コピーだとは理解していた。
その理由、恐らく記憶以前に、産まれてくること自体。
其れが、コピーであると記憶している。
そう考えるのが理想だと思うのです。
神坂怜子さんのコピーとして開発された私。
テストタイプ・・・。
エヴァで云うなら、零号機・・・。
そんな、私。
幼い頃良く覚えているのが。
私自身が、何とも云えない心の動き。
具体的には、とても大人びた性格だった。
そう思うと、今の私以上だったかも知れない。
本当の私は、別にいる。
そう考えていたのかも知れない。
もう一つ幼い頃覚えているのが。
大人びていたのと同じくして、
記憶が明確に残っている。
今でも夢で観るくらい、記憶が鮮明。
ブランコに一人で乗る私。
特に友達は居なかったけど、
おままごとは良くしていた。
そんな記憶すら良く覚えている。
後は、記憶とは違うのかも知れないけど。
母胎での活動。
つまり、私の場合コピーとして造られたから。
人造人間に近い、母胎ではなかった。
その記憶、研究職の人たちの声が、
ガラス越しに聞こえる・・・。
そんな記憶。
エヴァで喩えると、L.C.L内の、綾波達。
そんな関係も見えてくる。
私自身が考える私と云う存在・・・。
其れは、実はまやかしかも知れない。
其れでも知っている記憶。
其れは事実としか云いようがない。
年齢も三十路になって。
記憶ももう薄らいできたのかも知れないけど。
その中でも、残されたモノ。
其れが、今の私を構成しているのかも知れない。
そう考えると理解しやすいと思う。
私の最初の頃はこの様な感じでした。
付け加えて行くならば。
更にその後、神坂怜子と直接逢った。
私にとっては、違う人として観たけど。
今、考えるとコピーとコピーの出逢い。
相手は原本だったけど。
そんなのは解らない。
お互い幼かったから。
逢ったときはちょっと驚いた。
似ていたから。
私と似ていた。
端的に似ていたのだけど。
どう例えたら良いのか。
其れが、難しかった。
具体的に云えないもどかしさすら在った。
今になって、あの時出逢った神坂怜子さん。
あの人以外、私に似たコピーは観ていない。
唯、テレビなどでは居る。
そう、私に似た人。
そう考えると、世の中にも沢山。
いっぱい居るのが私のコピーなのかも知れない。
年齢的には、前後するけど。
沢山居るのだと思う。
私自身がコピーだとすると・・・。
私以上のコピーも居るのかも知れない。
能力の長けたコピー。
そんな私ではない私も、居る。
そう私は考えている所もある。
違う意味で似ている人も沢山居る。
アニメイトに出入りするヲタク系の人。
私に似たのが3人くらい居た。
似ていると云っても、顔とかではなく。
体型とかそう云う話。
私自身、体型は大柄、女性としては大きい。
182cm体重約95kg。
此を基準にしているから、神坂怜子さんの、
話の中で、毎月10tの一人単位が0.1tになる。
私より更に大きな私が居る。
平均すると0.1tになる。
恐らく其れで私が基準値として示されている。
反対に、10tとなると、世界のどこかで。
必ず殺められている、そんな私も居る。
私ではないけど、確実に私のコピーが殺められている。
そう考えると他人事とは思えない。
コピーだとしても私だから・・・。
私の思う、コピー達は、私より能力が在るのに。
消されているのかも知れない。
そう考えてもおかしくないのかも知れないと思う。
特殊な洞察力や、観察力があるから。
殺められるのが理解できる。
そして、消されて仕舞う。
そう捉えてもおかしくないのかも知れない。
私自身・・・。
どう考えても。
コピーなのかも知れない・・・。
最近は、そう思えてくる。
それでも、私は生き続ける。
殺められるコピーの感触・・・。
其れを感じ取りながら・・・。
私が最初のコピーだから仕方ない。
其れが私に与えられた使命。
コピー達の死に目を、
感覚や感触で感じ取ること・・・。
其れが私に課せられた使命。
最近ではそう考えています。
この文章は2014/02/06 04:08に描き終えました。
制作統括 金澤佳雅
心理考察 多胡佳子
心霊考察 御坂レイ
諜報考察 神坂怜子
媒体考察 塩口綾音
技術考察 山ノ神未來