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僕の為に風は吹く

作者: うたい屋

冷たい雨が通る季節に 水溜りに映る僕を見た

曇った空の隙間から 灰色が顔を出すように

星の見えない夜空を見つめ 自分への問題を投げかけた


「僕はこのままこの町で、答えを出してゆけるのか?」


道程は遠い 

まだ切符も買っていない

荷物をまとめ 

胸の中で噛みしめれば


僕の為に風は吹く

心を鼓舞する追い風が

「・・・死にはしないさ・・・・」と耳打ちして

僕の背中を押してゆく


桜の舞い散る季節に 僕の夢は歩き出した

誰もが諦める道で 僕は白線を後にした

情熱なんて言葉じゃ今の 時代は生きてゆけないかも知れないけど


「僕はあのままあの町で、答えなんか求めてはいない」


終点は遠く 

蜃気楼のように揺れている

僕が僕で 

いる為の確認が続く


僕の為に風は吹く

砂塵を舞い上げる追い風が

「・・・死にはしないさ・・・・」と耳打ちして

僕の背中を押してゆく


僕の為に風は吹く・・・・・

僕の為に風は吹く・・・・・


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