プロローグ
【世界の最果て 英知の神の地】
ここは世界すべての英知が集まる場所。
その地には、英知の女神、グリフィアは人間たちを見ていた。
人間の欲望とはいつも同じでつまらない。
求めるものは、力、富、名声あるいは世界最強の座。
「また同じものを望むか」
女神は呆れたようにため息をつく。
だが、視線は1人の少年に留まった。
────ルナ・ライト。
かつて、私へと辿り着いた大魔法使い、ルナ・シャドウの血を引きながら、身体はあまりにも脆弱。
ステータスは『最弱』のLv.1
擦り傷ですら命を落としかねないようなものだ。
だが、彼は諦めない。
女神に力を乞うようなこともしない。
ただ、いつも本を読んでばかりだ。
彼の目を見ると、世界の真相を暴きたい。そう瞳が言っている。
「なぜ、そこまで『知恵』を求め、世界の闇を暴こうとするのですか……っ」
女神の言葉は、誰にも聞こえないまま消える。
少年が顔を上げた。
まるでこちらを見るように。
少年のステータスは異常だった。
魔法力、MPのステータスがLv.10の冒険者にも匹敵するのだ。
ただ、彼は自分の弱さを『知恵』と『魔法』で覆そうとしているのだ。
「ふふ、面白い───」
女神の唇がわずかに弧を描く。
「我が英知に、貴方がどこまで辿り着けるか……見せてごらんなさい、ライト」
その瞬間、少年の冒険は始まる。
こんにちは真昼です。
最新作と言ってもアレですが、初のハイファンタジーです。
これからも応援お願いします。




