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病院にて1

We went to the hospital at the appointed time

ぼくらはアポを取った時間に合わせて病院へ行き


and waited in the waiting room.

待合室で待った


Shortly, a nurse came up and took us to a room

少しして、看護師さんがやってきて部屋へ案内してくれ


where the doctor was waiting.

そこで主治医の先生が待っていた


“Well, I’m Dr. Brown Tabby.

あ~、私は茶トラ博士と申します


Nice to meet you.”

よろしく


“Oh, I’m Dr. Red Tabby.

おお、私は赤トラ博士と申します


Nice to meet you too.”

こちらこそよろしく


Since Devil had changed into a thirty eight year old

デビルは38歳の姿にされ


and was wearing a gray suit,

グレーのスーツなんかを着ていたから


the doctor thought he was the husband of the patient.

主治医の先生はデビルのことを、患者の夫と思い込んでいるようだった


And I was supposed to be a nephew

そしてぼくは甥の一人で


and Doc was the family doctor.

茶トラ先生は「かかりつけ医」ということになっていた


But since Doc was wearing a suit with dark brown stripes on yellow,

だけど茶トラ先生は、黄色にこげ茶のストライプの茶トラスーツなんかを着ていたから


the doctor seemed to suspect that Doc was a suspicious person.

主治医の先生は茶トラ先生のことを「うさんくさい人物」と思っていたふしがある


Then the doctor explained about her illness to us in detail

それから主治医の先生はぼくらに、デビルのお母さんの病状を詳しく教えてくれ、


showing CT, MRI and pathologic specimens and so forth.

CT、MRI、そして手術の時に切除したがん細胞の標本なんかも見せてくれた


And Doc examined the images and specimens

茶トラ先生はそれらの画像や標本をしげしげと見て


then asked a lot of questions

それからたくさんの質問をした


to get more detailed information.

さらに詳細な情報を得るために


And it turned out that

ともかく話の結果


she had advanced pancreatic cancer terminal stage.

デビルのお母さんは、やはり末期のすい臓がんらしかった


The doctor said,

そして主治医は言った


“We are so sorry that

大変お気の毒ですが


there seems to be almost nothing to help her

手の施しようがありません


and I guess she has only two months to live.”

あと二か月ほどの命だと考えられます


Then Devil suddenly shouted grabbing the doctor by the collar,

すると突然、デビルが主治医のくびをつかみながら吠えた


“Hey, you are a doctor, aren’t you?

やい、おめえは医者だろう?


You have to do something!

何とかしろよ!


Save my mum…

母ちゃんを…


no, no, my wife! ”

いやいや、おれの妻を助けろよ!



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