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銀のカルーセル  作者: 白毬りりま
クレール・ネージュは春を告げる

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1/28

000.独白

rev**


 雪が降っている。


 白く、白く。

 何処までも白く穢れのない雪が、すべてを覆い尽くさんばかりに降り荒んでいる。


 色も音も匂いも、とうに白に呑み込まれた。

 いくつもを選び取ろうと伸ばした指先の感覚も、既にない。


 それでも、胸を焼く熱は未だ冷めやらず。

 上手く力の入らない指で縋ってくる手を握り返せば、聞こえない嗚咽が一層大きくなった気がした。


 耳の奥で、鐘の音が聞こえる。

 聞き馴染んだその音は、今日は何処か物悲しい。


 嗚呼。今回もまた、駄目だった。






 それでも。






 いつか雪解ける日のために、この物語をなぞる。

 再びその手を取れることを願って。






 *****






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