【ライトノベルとジャンクフードⅡ】
続けましょう、前稿で云った通り、
ジャンクフードの特色はその【過剰な味つけ】です。
コレを「ライトノベル」に置き換えると
『異世界転生』『チート能力』『主人公最強』『ハーレム展開』などに
分けられるでしょう。
【なろう系】【テンプレストーリー】などと揶揄されたりしますが、
どれもこれも殆ど同じにも関らず読者が評価するのは
ソレが【ジャンクフード】だからです。
【解り易いいつもの味つけ(展開)】
ソレが『読者がライトノベル(ジャンクフード)に望むモノ』なのですから
寧ろソレが無いと【不満】に感じたりするでしょう。
「ざまぁ系」や「追放系」の話で、
余りにも敵キャラの言動が醜悪過ぎて
【気分が悪くなった事】はありませんか?
(その不快なセリフがフラッシュ・バックしたりとかは?)
ソレは後の『テンプレの復讐』を際立たせるための
ヘイト成分の【過剰投与】だからです。
後で惨たらしくソイツらをブッ転がせば
一時はスッキリするのかも知れませんが
その【悪意】は濁った澱のようにいつまでも精神に沈殿します。
ソレが【身体(精神)に良かろう】筈も御座いません。
良い悪いの話ではなく、【ジャンクフード(ライトノベル)】とは
そういうモノです。
『刺激(快楽)』があるからと過剰に摂取していれば
必ず心身に異常を来たします。
そしてソコに『刺激』はあっても【感動】は無いのです。
加えてジャンクフードを
【真剣に味わったり】【真面目に批評(討論)する】人もあまりいません。
ソレは元々【たかがジャンクフード(ライトノベル)に過ぎない】と
皆が皆『読む前』からそう思っているからです。