【魅力がなくなるキャラクター】
はいどうもこんにちは。
【敵】だった時は魅力がありキャラも立っていたのに
『味方』になった途端その全てがオジャンになる場合があります、
しかも “パワーダウン” というオマケ付きで。
想うに【敵】、即ち【悪の側】だったからこそ
その信念や誇りが際立つのであり
『正義』の側に来たらソレが当たり前なのだから
ただの「気の良い兄ちゃん」に成り下がってしまうのが
その原因でしょう。
時にはそのセリフが小学生のイタイ奴みたいになってしまい
寒さ爆発になってたりする事も屡々です、
どこの元 “不死騎団長” とは言いませんが……('A`)
よってプロット時に【後に味方になる】と決めておくのは構わないのですが、
描いてる時はその事を忘れていなければなりません。
この後味方になる、という意識があれば【敵キャラ】として
その描写に全力投球は出来ないし、どこかにムラや甘さも出て、
キャラとしての魅力がスポイルされてしまうでしょう。
そんなヤツが『味方』になった処でドッちらけも良い話、
特に「コイツこの後、味方になるんだろうなぁ」とか
読者に見透かされている【敵】は論外と云えるでしょう。
斃さないんだからバトルに緊迫感が生まれず冗長になるし、
あんまりボコボコにしたら遺恨が残るから攻撃に「手心」が加わる、
そんなストーリーは面白くないし、
そのメインだった奴が「仲間」になったらもっと面白くないでしょう。
正に無意味どころか逆効果、
『ご都合主義』の害悪ここに極まれり、と云った処です。