【無駄に長い話】
はいどうもこんにちは。
ライトノベルの単行本に於ける『一巻辺りの長さ』と、
『作品の面白さ』は明確に【反比例】すると想います。
コレは「一般小説」に於いても同様の傾向があり、
文庫本などでやたら【ブ厚い】のがあったりしますが、
ソレが最初から最後までずっと面白いという事は
ほぼ皆無でしょう、少なくともワタシはそうでした。
現に「ライトノベル」の5巻辺りでやる『過去編』が
今までの1,5倍くらいのページ数だったりするんですが、
そのクオリティーは半分以下になっているのが
なんとも悲しい処です。
まぁ【結末解ってる】し【主人公が今より弱い】のだから
当たり前の話なのですが、なので所謂『過去編』は
余程❝読者のニーズ❞が無い限り書かないのが無難のようです。
HUNTER×HUNTERの【旅団の過去編】など、
20年近く引っ張って満を持してという感じでした。
(しかも【数週で終わる】構成の見事さ)
そもそも『全体の構成』『バランス感覚』という意識があれば、
推敲で【無駄は全部削ぎ落す】ので長くなりようが無いのです。
故に作品のテンポが悪い、冗長な描写や繰り返しが多いというのは
もうソレだけでその感覚が欠如していると云えるでしょう。
我々が描いているのは『小説』です。
【作者の無駄な語り】ではないのです。
その事を改めて、今考えて往きたい処です。