【笑いの描写について】
はいどうもこんにちは。
表題にある通り「ライトノベル」にも
よくギャグやコメディのような描写が作中に挟み込まれます。
しかしその悉くが【面白くない】と感じるのは
何もワタシだけではないでしょう。
少なくともライトノベルで腹抱えて笑った
という経験がある人は少ないと想います。
ソレは当たり前といえば当たり前の話で
『笑い』とは本来途轍もなく【難しい】作業。
『お笑い芸人』は星の数ほどいますが、
その中で【売れる】のは一握りどころか一摘みです。
寧ろ安易に書き出さない人は、
その【難しさ】を知っているため
まだ作品に対するリスク管理がしっかりしていると云えるでしょう。
ここで、やはり一番大事なのは『客観性』
読み返してみたソレが本当に面白いかどうか
冷静に判断できる視点が必要となってきます。
よくあるパターンだと主人公とヒロインに『漫才』のような事をさせ、
ソレが【全く面白くない】というのはよく散見しますが、
同時に先述した『客観性』を作者が失っているため
キャラの性格が変わっている事にも気づかなかったりします。
(ドライな性格だったのに「急に怒り出す」や
相手を見下してたのに「対等の立場になっていたりする」等)
あと非常にマズイのが『自分の持ちネタ』や『内輪ネタ』
某アント〇オ猪木が好きだからとキャラに「戦闘」で
「だらっしゃあ~~~~~!!」
等と叫ばせるのはその典型です、
もうここに書いた時点で恐ろしく滑っていますが
ソレはワタシの所為ではない事を
どうか御理解戴きたいです……('A`)
いずれにせよ、その作者に【笑いのセンス】が無いから起こる失態であり、
【寒くて】読者を【不快】にさせるくらいなら
初めからヤらない方が余程マシと云えるものです。
そもそも『笑い』が得意なら何故【ギャグ作品】を描かないんだ?
という話であり、そういう意味でも『笑い』を甘くみているから
安易にそのような描写を書き続けてしまうという【悪癖】に他なりません。
ともあれ下記のエピソード等も胸に刻みながら、
慎重に創作を行って往きたい処です↓
ある芸人が楽屋で「ネタ」を書いていたら、
先輩芸人がやってきてこう言った。
「今書いてるその「ネタ」、絶対面白くないよ」
「何でですか?」
「ニヤニヤしながら書いてないじゃん」