【原作破壊のパターンとその傾向】 ~ JOJO'S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN~
はいどうもこんにちは。
前回よりの引き続きになってしまいますが、
【原作ありきの二次創作 (脚本)】という点に於いて
その【悪い意味】での非常に典型的な例なので
表題の作品を例に論旨を語って参ります。
御存知の方は御存知のように、
コレを書いている方は「ライトノベル」では
結構有名な作者サンなので、
その“ファン”の方はここでブラウザを閉じて下さい。
恐らく『批判文』主体になるので何卒宜しくお願い致します。
さて、表題の『ジョジョの奇妙な冒険』には
人気作で在るが故の“スピンオフ小説”が数多くあります。
個人的にはある一作を除いて内容的に余り好きにはなれないのですが、
その中にどうにも我慢がならないモノも存在します。
コレが正に前項よりの【原作破壊】
純粋なファンの視点からすると
正に【侮辱と冒涜】の限りといった内容です。
『未読』の方もいるでしょうから
まず概略的に内容を説明しますと――
コレはジョジョに於ける最大の敵、
“ディオ・ブランドー”を主軸に据えた裏ストーリーです。
ワタシも過去にジョジョの【二次創作】を描いていた事があるので
多少「原作」をイジる事にとやかくは言いいませんが、
この作者の方は一体何を想ったのか、
二次創作と云えど絶対にやってはいけない事を
やらかしてくれました ……('A`)
まず結論から云いましょう、
【ジョジョ第一部終盤でディオが死ななかったのは、
主人公、ジョナサンの妻であるエリナさんが助けていたから】
だ、そうです。
……
…………
………………
もう本当に、本当に余りにもアレ過ぎて
最早渇いた笑いしか出てきません。
じゃあ一体【何の為にディオと命懸けで戦ったのか?】
【師匠であるツェペリさんは死んでしまったのか?】
最後は主人公のジョナサンまで
【相討ちで命を落としてしまう】のに、
そうまでして護りたかった筈のヒロインが
その【諸悪の元凶の命を救っている】のであれば、
文字通りそこまでのストーリーが【全部無駄】になってしまうのです。
そしてコレは明確な【主人公に対する裏切り】です。
≪続く≫