『代替出来る主人公』
はいどうもこんにちは。
表題を立証するため、昔ある【実験】を行ってみました。
「主人公戦闘力ゼロでヒロインに守られる、
戦いにおける役割は頭脳だけ」
という、まぁ最初から〇わってるような話なんですが……('A`)
2000年代「ライトノベル」の典型的パターンなので
「実験材料」としては便利でした。
まぁその『主人公』のヘタレ男を「別のキャラ」に変えてみたのですが、
名有りの「脇役A」「脇役B」「脇役C」更に
名無しの「モブキャラ」
そうすると驚くべき事態が起こりました。
『主人公』は別にソイツじゃなくても
『ストーリー』は成立するのです……('A`)
寧ろ中途半端で煮え切らない、優柔不断ではない性格の
「脇役A」「脇役B」の方が返ってよくなったくらいです。
敵を嵌める「作戦」を立てるのも元が「ただの高校生」だから
『代役』を務めるのに違和感は生じない。
そしてヒロインの〇の緩い女があっさりチョロく「惚れる展開」も
全く一緒でした……('A`)
正に【主人公不在の時代】、唯一無二の存在ではなく
幾らでも代わりがきくという時点で
最早『主人公』の体を成していないでしょう。
その『反証』として【逆の例】を提示しますが、
『ジョジョの奇妙な冒険』、原作を知っている方は
「どの部」でもいいから『主人公』を入れ替えてみてください。
果たして上述のような【惨状】が起こりましたか?
なるわけがありません、主人公の存在は唯一無二、
誰も絶対に「代わり」は出来ないモノ。
しかもそれぞれの【部のテーマ】に則って
キャラクターを構築しているわけですから
その存在が崩れるわけが無いのです。
仮に「5部」の主人公が空条 承太郎でも、
一応のストーリーは成立しますが、
どう考えても“ジョルノ・ジョバァーナ” が
主人公の時より話はつまらなくなります。
作品に於いて一番重要な『キャラクター』、
ましてや『主人公』がこの有様では
その小説のクオリティーや如何に? という話です。
ましてや今は主人公が人間ですらない、
「転生特典」や「チート能力」が『主役』に
なってしまっているわけで、
【この問題】は現在進行形で悪化しているとも云えます。