【ダークトライアド】
“サイコパシー”= 共感性の欠如、反社会的な衝動性。
“ナルシシズム”= 誇大性と自尊心の肥大化。
“マキャベリズム”= 他人からの搾取、道徳観の欠如と自己中心的な欺瞞
以上、人間が 「持たない方がイイ」 と言われる3つの特性、
コレを 【ダークトライアド】 と云います。
人間関係が破綻する確率、
または犯罪を犯し他人や社会に
苦痛を引き起こす可能性が高い。
しかしどれか「1つ」、或いは3つ全てが「ライトノベルのキャラ」に
当て嵌まってしまう事は意外と多いのではないでしょうか?
前回の項の引き続きにもなりますが、
ソレは書いている作者に
その自覚が無いからかも知れません。
『よくあるパターン』では超能力を持った少女が
学校の教師をこき下ろしたりルールを破ったりして
その『秩序』を破壊し、ソレがまるで“美徳”のように
書かれている場合があります。
「軍人」が主人公などの場合も『任務』より【私情】を優先させ、
ソレが“正しい”事のように描かれるのもしばしばです。
これら全て『権利』は過剰に主張しますが
【義務】は一切負わないという、
極めて“幼稚”な考えと断じざる負えないでしょう。
コレらが【ダークトライアド】でなくて一体何なんでしょうか?
漫画、アニメ等でもよく【炎上】しているキャラクターがいますが、
【好きなラノベキャラがいない】という命題も、
表題を踏まえると『極めてまともな感覚』という事になってしまいます。
『小説をろくに書いた事が無い』それ以前に
『小説をろくに読んだ事が無い』人が小説を書けば、
ソレが【破綻】してしまう可能性はかなり高いでしょう。
それと同じ事で『人間の心理』を描写する、
即ち『キャラクターを描く』場合でも、
“然るべき知識”が無いと【破綻】してしまう
可能性は高いという事です。