『キレイじゃないモノ』
どうもこんにちは。
男の創作メインが【戦い】なら、女性は『恋愛』でしょう、
「得意分野」と言い換えても良いですが
コレは少年漫画のメインは【戦い】
少女漫画のメインは『恋愛』だという事からしても
明白だと想います。
(少なくとも男同士のゴリッゴリの【格闘漫画】は
『少女雑誌』には掲載されないでしょう……('A`))
で、【戦い】に関して云えば、我々男の方が女性より詳しいわけですが、
同時にソレが【キレイじゃないモノ】だという事は知っています。
【戦い】とは【喧嘩】の事で、有体に云ってしまえば
【暴力のブツけ合い】に他ならないのですから
キレイどころか寧ろ逆、【凄惨】、【醜悪】に近い概念なのです。
ソレをそのまま描いても【作品になりません】
多くの武術や格闘技が“洗練”されて無駄を削ぎ飛ばしてきたように
然るべき『技術と工夫』が要るのです。
コレは女性の『恋愛』に於いても同様、
元々は【生殖本能】或いは単なる【発情】でしかないので
ソレをそのまま描いたら見るに堪えない代モノが出来上がります。
しかしここら辺は流石に女性は「専門家」、
加えて『美に対する拘り』があるので
充分に洗練させて作品として昇華して落とし込みます。
だから今でも少女漫画に於ける『恋愛』の潮流は
絶える事を知らないのでしょう。
で、何を云いたいかもうお気づきだと想いますが、
この【知らないで描く】というのが
創作に於いて何よりも恐ろしい事象であって、
工夫も技術も洗練もされないのであれば
ソレは【作者の欲望そのまま】が作品に反映される事となり
それは実に悍ましきモノが出来上がります。
作者によってはただの【中年のおっさんの恋愛願望】
しかもその「対象」が女子高生、女子中学生、場合によっては
「小学生」にまで及ぶため、気色悪いの通り越して
最早【犯罪的】だと我々読者が感じるのは
寧ろ当然と云えるでしょう。
しかし巷には、特に「ライトノベル」では
今だにそういった事象が跳梁跋扈しております。
その別名は「萌え作品」或いは「ラブコメ」と呼ばれております。