【差別の源泉】
はいどうもこんにちは。
昨今、余りの作画とストーリーとセリフの酷さに
炎上が止まらない某「ワ〇ピース」ですが、
曲がりなりにも大ヒットした作品、
そのスベテが悪いというワケではなく
中には考えさせられる『言葉』も
非常に稀ですが在ったりします。
今回はその【凋落】の始まりだったと云える、
「二年後・魚人島編」の【あるセリフ】について
考えてみましょう。
ご存知の方はご存知のように、
「二年後。魚人島編」では前半の海のアーロンを遥かに凌ぐ、
【人間差別主義者】のホーディという敵が登場します。
その余りに無差別で狂暴な彼の言動に
主人公側はこう問いかけます。
『何故そこまで人間を憎む!?
おまえは一体人間に”何をされた”んだ!?』
それに対する彼、ホーディの言葉は以下の通り。
【別に何も……】
コレがもう、スベテの【差別主義の根幹】なのだと
ワタシは想います。
【黒人差別】を例に出すと解り易く、
何故黒人が差別されるのか?
過去に黒人に酷い事をされたのか?
と問えば正に【別に何も】でしょう。
ワタシも様々な理由で「某国の人間」が嫌いですが
ではその某国の人に何かされたのか?
と聞かれれば【何もされてません】
大学時代「留学生枠」で某国の人は何人かいましたが、
皆つとめて礼儀正しく昨今のSNSで騒がれているような
ク〇ド人や中〇人のような『迷惑行為』を行う者は
一人もいませんでした。
(中には友人になってくれる人すらいました)
では何故ワタシが「某国の人が嫌い」かというと
ソレはスベテ【情報で嫌っているだけ】なのです。
SNSで炎上するような【某国人の愚行】や【その国の政治家が言う日本に対する暴言】
自分は何もされていないけれど
その【情報に対する怒り】から結果的に『嫌い』という感情が生まれてくるだけです。
しかし無論、【実際にその国の人と相対しても】
自分に危害を加えられるのもない限り
彼ら彼女らを【差別】しようという気持ちにはならないでしょう。
【差別とは復讐心から生まれるモノではない】
ただ単に『楽しい』から行われるだけの愚行であり、
ソレは善悪を抜きにすれば『利益になる行動』だから
いつまでも無くならないのです。
『個人 (人間)』と【情報】は違う。
そして何より【差別とは自分に対する利益行動】
この二つを押さえておくだけでも、
【自身の感情の源泉】が一体どこから来ているのか?
非常に解りやすい構造となるでしょう。




