【まともなキャラがワリを喰う】
はいどうもこんにちは。
主人公が【最低最悪】のヤツだったり
人間の【残りカス (原作準拠表現)】だったりすると、
『まともなキャラ』がワリを喰うというのは
ラノベならず他でも見られます。
大体主人公の「友人」ポジションだったりするのですが、
作者が『自分の分身』を主人公にする場合、
このパターンに陥る傾向が強いです。
嘗ての「機動戦士ガンダムSEED」などでも、
主人公の友人である“サイ・アーガイル”というキャラは
真面目で人格者で面倒見もよく、混乱状態の中でも
仲間内のグループをまとめるリーダーキャラだったのですが、
そんな彼は【悪い事】など何一つしていないにも関らず、
友人に婚約者を寝取られ (恋人も合意だからダブルで【裏切られて】いる)
ソレを糾弾したら暴力を振るわれ罵詈雑言を浴びせられ、
色々あって懲罰房に入れられた後、
最後は主人公にコンプレックスを拗らせて自暴自棄になった所を、
その『張本人』である主人公に慰められて身を震わせるという
余りにも【惨めな立場】に追いやられています。
本当に、一体彼が何をしたというのでしょうか?
ワタシなどこう記載しながら若干視界が覚束なくなってきました。
「戦争は残酷だ」等と作中で嘯いておきながら、
何の『罪も無い人間』を主人公を“立てる (正当化する)”ためだけに
ここまで貶めるというのも余りにも【下劣】かつ【卑劣】でしょう。
『作者の心象』がそのまま出ているといえばそれまでですが、
【邪悪】なモノが「標準」になってしまうと、
必然、『善良』な者が貶められる悲劇が発生するのです。
【狂人だらけの国では“まともな者”こそが狂人】
とはよく言ったモノ。
書いている者もソレに群がる者も、
ある種の人達ばかりでは『まともなモノ』になりようがないのです。




