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【千年の呪縛】






 はいどうもこんにちは。

 もう余りにも(こす)られ過ぎたテーマですが、

少し【男尊女卑】について考えてみました。

 まぁその成り立ちや道義的問題などは

今更ワタシが云うまでもないので、

今回は()()()()そのフォーカスを絞って

考察してみようと想います。


 さて、作品的に【男尊女卑】とは言いますが、

存外そのテーマを扱いきれてない、

()()()()()()()()()、というのは

往々にしてあるものです。

 だって【主人公が美人】じゃないですか?

【虐げられる女性像】【千年以上も続いた悲劇】

というのは歴史上確かに存在しましたが、

その『本質』が描き切れてないのでは

意味がありません。

 作品として主人公は、

その『ストーリーの象徴』『テーマの象徴』として描かれます。

【女性という存在への差別】を描いているのに、

その主人公が『美人』では本末転倒も良い処です。

ソレが『女性の象徴』として()()()()()()()()()()からです。

 何が問題か? だって差別が当たり前の時代でも、

【美人は優遇された】んですよ?

 楊貴妃やデュ・バリーの例を出すまでもなく、

【男は美しい女は特別扱い】したのです。

 ソレもまた男尊女卑の【明確なる差別】を浮き彫りにするものですが、

この【虐げられる女性像】の本質と根幹は、

【大多数の()()()()()()人達】の話の筈です。


【容姿がよくないから差別をする】

女性を差別するのが当たり前の時代では、

この「感覚」はその暴挙と凶暴性に

更に拍車を掛ける結果となったでしょう。

 一応は「男女同権」となった今でも、

上記の感覚は根深く残っており、

ソレで【女性を攻撃 (誹謗)する】不届きな輩も

かなりの数存在します。

(某中〇とは云いませんが……('A`))

 しかしソイツらだって【美人は優遇】するんです、

根深い男尊女卑を今でも持ってるヤツでもそうです、

【女性を下に見てて】も【美人は優遇】します。

イカレたヤツの世界でも、

【美人も含めた全女性を差別する】

というヤツは殆どいません。

【女だから】ではなく【()姿()()()()()()()だから】

ヤツらは見るも醜悪な最低の行動が取れるのです。


 この問題は、【女性という存在への差別】以前に、

まず【その容姿での差別】という問題が厳然として存在します。

 そしてソレは『感覚 (本能)的なモノ』です。

イデオロギー(思想的に)として差別しているのではない、

まず【容姿が美人じゃないから】差別してるんです。

女、女と言いながらも、

『専業主婦は寄生虫』等と宣う〇〇のような輩でも、

自分の妻や母親が【美人】だったら

そんなコトは言わないでしょう。


 だから、ライトノベルの表紙は【美少女だけ】なんです。

「ラノベの女」は女じゃない、【一部の特別な女】です。

 でもソレって【差別】じゃないですか?

 だからアナタの描くキャラには、

『精神性』が無いんじゃないですか?

 ほんの一欠片(ひとかけら)の「優しさ」すらも――。

 だってソレって、【美しいもの限定】なんでしょう?




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