【萌えの起源と腐蝕への変遷】
はいどうもこんにちは。
表題の『起源』というと諸説あって一つに限定し切れませんが、
最大公約数的な共通認識として2000年代前後、
この言葉が生まれた時期で考察を進めましょう。
嘗て、語った事もあるのですが、
所謂 “最初の萌え” という概念は、
既存のアニメキャラや漫画キャラから
性的な部分を取り去った存在でした。
1990年代のファンタジーブームの煽りから、
通常のストーリー物でもやたらキャラの露出が過剰になった時期があり、
その自制や規制、読者が食傷気味になった事などが理由に挙げられるでしょう。
よって出来上がったのが “最初の萌え”
『純粋』や『無垢』などをテーマに或いは売りモノにした
キャラクターで、当然ながら肌の露出は少なく
丈の長いワンピースなどを着せるのが主流で
描いている作家も女性が多かったように想えます。
流石に「萌え」の語源となった潮流なので
シュールコメディや泣けるシナリオなどで
一定のヒットは記録しその言葉が定着する要因となったのも事実ですが、
しかしその流れは2年も持たず捻じ曲げられた、
敢えて云いましょう【腐蝕】してしまったのです。
その要因は【ある種の作者と読者】の影響で、
どうにもこうにも彼らの『性欲』と云ったら
どうやらゴ〇リンやオ〇ク並みで、
なんでもかんでも『引ん剥かなきゃ』気が済まないようなのです……('A`)
斯くして肌の露出を抑えた“初期の萌え”はものの見事に消滅し、
戻ってきたのは短過ぎるミニスカートで「風が吹いたら」
赤面して暴れる頭のオカシイ女ばかりになりました。
【ある種の人達の好み】なのだから当然と云えるでしょう。
結局の処、『現状の萌え』に対して我々が抱く【不快感】は、
キャラというよりはその内に込められた【偏執的な嗜好】に
対するモノです。
だからソレを偏愛する者とは「会話が出来ない」
上記の『同類』だからです。
ともあれ、純粋なモノも清冽なモノも【汚さなければ】気が済まない。
その自分の【悪業】も忘れて「萌えも燃えも好きなんだ~」
とか抜かしてるヤツは、頼むから〇んで、
失礼失言、今宵は此処までにしようと想います。