表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
214/297

【転生しても驚かない】




 はいどうもこんにちは。

 学校から帰路についていたら

「トラックが突っ込んできた」か「不思議な光に包まれて」

異世界へ――。

「え~!? 何々!? どこなのここ!?」

と多少は狼狽するがすぐ

「あれ? コレって最近流行ってた小説の~」

と勝手に自己完結してしまう。

 以降モンスターが襲ってこようが魔法が使えるようになろうが

一切『疑問』を持つ事がなくなる。

 転生だろうが転移だろうがゲームの中で悪役令嬢だろうが

基本は全部同じなのです。

 もう先の“チートで無双ハーレム”が書きたくてしようがないのでしょう、

【小説は冒頭が一番大事】という黄金律も此処で見事崩壊の憂き目に至ります。

 無論あんまり驚き過ぎてストーリーが全然進まない展開も勘弁願いたいですが、

「現実にそんな小説あったな」で全部納得されても

それはソレでキャラクターに『リアリティー』が無くなるのです。

 だから「異世界モノ」の主人公の名前は()()()()()()のです。

全部「思考形態」が一緒のコピーロボットに過ぎないからです。


 もう、『転生』させなくても良いのではないでしょうか?

 毎度毎度の表現なので「うわああああ!」だの「きゃああああ!」だの叫ばれても

最早ウザイだけで気が滅入る、

同じギャグを何度もシツこくやられる不快さです。

 故にその【冒頭】が面白くないモノは

“その先”はもっとつまらないに決まっています。

作品としての『深み』が全くない事が表題の例で証明されてしまうからです。

 ジョジョの荒木先生も“二番煎じ”や“安易なパクリ”に

読者は全く「魅力」を感じないと著書で仰っています。

【異世界に転生した】というトンでもない事態が起こっているのに、

「ゲームにあったから」「ラノベで読んだから」で済ませてしまう者は

最早『人間』ではなく、デキの悪い「ロボット」に

キャラクターが堕してしまうからでしょう。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ