【ピンポイント(不公正)の罰】
はいどうもこんにちは。
昨今は余り無いかも知れませんが(炎上する危険性があるので)
一昔前は所謂【復讐モノ】だとその結末やテーマは
『復讐否定』に堕する展開で終わるモノが多かった気がします。
(M・MやN・T等の偽善的な作家がそうです……('A`))
まぁその「問題点」は多々ありますが、
一番のガンはその作品構成自体が
大きく【歪んでいる】コトでしょう。
まず大まかにそのストーリーを説明してしまうと、
【罪無き一般人が凶悪犯罪者に大事な者 (恋人、子供、恩人) を
惨たらしく殺され、しかしその加害者は反省も裁かれる事もなく
のうのうと笑って生きているので
自分の手で『復讐』しようと決意する~】
がその流れです。
そしてまた結末から書いてしまいますが最終的に、
【復讐でも罪は罪、どんな理由があってもそれは許されない、
悪人でも命は命、神は必ずその負債(罪)をきっちり取り立てる~】
↑等の理由で主人公の断罪 (死)を以て物語が終わる場合が多いです。
……まずこの時点で大きく『矛盾』してるのが、
何故【復讐にだけそこまで執拗にピンポイントで罰が降るのか?】
という点です。
そもそも凶悪犯に『然るべき罰』が降っているのなら
【復讐する必要は無い】のです。
そうじゃないから自分の手でヤるしかないわけで、
『神』がいるのなら何でその【凶悪犯罪者はそっちのけ】
なのか意味が解りません。
【加害者じゃなく被害者に罰を与えるのが】神なのでしょうか?
逆に『神がいない世界』なら【罪と罰の概念】も存在しません。
なのに何故【復讐者だけ罰で殺される】のか?
だからもうその『神 (作者)』が狂ってるとしか云えない、
自分の『理想』と『現実』に大きな乖離があって、
だから半ばヒステリックに【現実を妄想 (理想)で塗り替えてしまう】
コレは【カルト宗教】の典型的なパターンです。
おそらく【因果応報】と云いたいのでしょうが、
「加害者」ではなく『被害者』に、
「凶悪犯罪」にではなく『復讐』にだけ
『応報』が起きているという時点で既に【矛盾】の塊です。
最早❝魔女狩り❞と云って良いでしょう……('A`)
だから上述のように恐ろしく【不自然な世界観】になる。
犯罪者ではなく被害者の方が執拗に『神 (断罪)』に狙われる。
何なら復讐の標的である犯罪者は助かってしまう話すらあります。
【罪の無い子供を惨たらしく殺す】のと
『その親が犯人に復讐する』のは
本当に同じだけ罪深いのでしょうか?
『情状酌量』の概念すらソコにはありません。
そして上記の事象に「うん、そうだ」と首肯出来てしまう者は
やはりまともとは言い難いでしょう。
最低限の人としての情すら持ち合わせていません、
でもって今のSNSなら間違いなく【炎上】するでしょう。
『全ての人々(悪人も含む)が幸福な、
パラダイスみてぇな国』を夢見るのは勝手ですが、
もう齢も齢だし余りにも幼稚過ぎて恥ずかしいので、
ソレを作品に書くのは止めて欲しいモノです。
読まされるコッチが迷惑なので……('A`)
PS
少し早いですが「今年」の投稿は此処までです。
来年は1月4日より投稿を初めて参ります。
皆様、一年間お疲れさまでした。