表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
198/296

【ピンポイント(不公正)の罰】





 はいどうもこんにちは。

 昨今は余り無いかも知れませんが(炎上する危険性があるので)

一昔前は所謂【復讐モノ】だとその結末やテーマは

『復讐否定』に堕する展開で終わるモノが多かった気がします。

(M・MやN・T等の偽善的な作家がそうです……('A`))

 まぁその「問題点」は多々ありますが、

一番の()()()その作品構成自体が

大きく【歪んでいる】コトでしょう。


 まず大まかにそのストーリーを説明してしまうと、

【罪無き一般人が凶悪犯罪者に大事な者 (恋人、子供、恩人) を

惨たらしく殺され、しかしその加害者は反省も裁かれる事もなく

のうのうと笑って生きているので

自分の手で『復讐』しようと決意する~】

がその流れです。

 そしてまた結末から書いてしまいますが最終的に、

【復讐でも罪は罪、どんな理由があってもそれは許されない、

悪人でも命は命、()は必ずその負債(罪)をきっちり取り立てる~】

↑等の理由で主人公の断罪 (死)を以て物語が終わる場合が多いです。


……まずこの時点で大きく『矛盾』してるのが、

何故【()()()()()そこまで執拗に()()()()()()()罰が降るのか?】

という点です。

 そもそも凶悪犯に『然るべき罰』が降っているのなら

【復讐する必要は無い】のです。

そうじゃないから()()()()()()()()()()()わけで、

『神』がいるのなら何でその【凶悪犯罪者はそっちのけ】

なのか意味が解りません。

【加害者じゃなく被害者に罰を与えるのが】神なのでしょうか?

逆に『神がいない世界』なら【罪と罰の概念】も存在しません。

なのに何故【復讐者だけ罰で殺される】のか?

 だからもうその『神 (作者)』が狂ってるとしか云えない、

自分の『理想』と『現実』に大きな乖離があって、

だから半ばヒステリックに【現実を妄想 (理想)で塗り替えてしまう】

コレは【カルト宗教】の典型的なパターンです。

 おそらく【因果応報】と云いたいのでしょうが、

「加害者」ではなく『被害者』に、

「凶悪犯罪」にではなく『復讐』に()()

『応報』が起きているという時点で既に【矛盾】の塊です。

最早❝魔女狩り❞と云って良いでしょう……('A`)


 だから上述のように恐ろしく【不自然な世界観】になる。

犯罪者ではなく被害者の方が執拗に『神 (断罪)』に狙われる。

何なら復讐の標的である犯罪者は助かってしまう話すらあります。

【罪の無い子供を惨たらしく殺す】のと

『その親が犯人に復讐する』のは

本当に()()()()()()()のでしょうか?

『情状酌量』の概念すらソコにはありません。

そして上記の事象に「うん、そうだ」と首肯出来てしまう者は

やはり()()()とは言い難いでしょう。

最低限の人としての情すら持ち合わせていません、

でもって今のSNSなら間違いなく【炎上】するでしょう。


『全ての人々(悪人も含む)が幸福な、

パラダイスみてぇな国』を夢見るのは勝手ですが、

もう齢も齢だし余りにも幼稚過ぎて恥ずかしいので、

ソレを作品に書くのは止めて欲しいモノです。

 読まされるコッチが迷惑なので……('A`)



PS

少し早いですが「今年」の投稿は此処までです。

来年は1月4日より投稿を初めて参ります。

皆様、一年間お疲れさまでした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ