【シン・ライトノベルによくあるパターン:||】

【自己満足の誤用】

　はいどうもこんにちは。

　以前も言いましたが【自己満足】という言葉を勘違いしている者が

ライトノベルにはよく見て取れます。

【自己満足】をカッコイイモノ、

自分を貫く価値あるモノ、

少なくとも “悪い意味” では使っていません。

そうでなければ『自己満足が全てのヒドイ奴等だから！』

のような下卑たセリフは出てこないでしょう。

　私事で恐縮ですが、毎日１０㎞走っている身としては(【重り】付き……('A`)）

時たま『車の騒音』が耳に痛い事があります。

　所謂『改造車』、 おそらく「消音機」を外して

エンジンの馬力をカスタムしているから

起こる現象なのでしょうが、自分の車がどれほど耳障りな【騒音】を

周囲に広範囲且つ無秩序に撒き散らしているか

乗ってる「本人」は気づいていません。

『車は “自己満の世界” だ』とは云いますが、

不特定多数が【迷惑】を被る「満足」など在り得ない話でしょう。

　本来【自己満足】とはそーゆー意味なのです、

良い意味処か【最低最悪】の下劣な行為に他なりません。

　故に先述のセリフが出てくる作品の主人公は、

正に【最低最悪】を絵に描いたような人物なのですが、

本(・)人(・)が(・)ソ(・)レ(・)に(・)気(・)づ(・)い(・)て(・)な(・)い(・)という点で

『改造車』に乗る〇〇とも合致しています。

　ソコには作者の “莫迦な不良に対する憧れ” も

如実に表れているでしょう。

　そう言えば敵が「異世界人」なのにバイクに乗っていたり、

二番目に強いヤツがギャングっぽい服装をしているのでした……('A`)

中身は「三下のチンピラ」以下でしたが。

　ともあれ、遜(へりくだ)る意味合いで使うのなら問題はないですが、

【自己満足】と云って本当に“他人に迷惑” を掛けていたら

ソレはただの〇〇なのです。

　ましてや【自己満足】と云えば全てが許されるという

『免罪符』のような意味で捉えていたらもうどうしようもありません。

『自覚』していようがしていまいが

【悪い事は悪い】のですから。

　ソレこそ正に犯罪者予備軍の思考形態でしょう、

まぁ、書いてる作者がそう、

否、今宵は此処までにして於きましょう――。