【ワースト至上主義】
はいどうもこんにちは。
かなりマニアックな話になってしまいますが、
ある時期「ラジオ番組」にハマっていた事があります。
その聴いていたある番組で
【カウントダウン・ワースト5】というミニコーナーがありました。
“裏”の番組でその週の『音楽ベスト50』というのをやっていたから
そのパロディというかまぁ「ネタ」でしょう。
当然、実際にCD販売されている「音楽」が流れるわけではなく、
“素人の聴くに堪えない歌” や“教師が怒っている様をこっそり録音した音声”
などが毎回流されます。
その【ワースト】はワーストなりに一種の“流れ”というか
「嗜好性」のようなモノが在り、
酷いければ酷いほど
「同じ曲」が何週にも渡って『一位』に君臨し続ける事もあります。
【余りに酷いモノ】は一周回ってごく少数にではあるが
多少の笑いを生み出す効果があるようです。
前置きが長くなりましたが何かに似ていると想われないでしょうか?
まともな感覚なら見るに堪えない「長文のタイトル」も、
笑われる『対象』としての「小ネタ」扱いなら、
ごく少数ではあるが「評価」というモノも生まれるかも知れません。
その際そこに『努力』や『技法』などの“美点”はあってはならない、
あくまで低俗で次元が低く、余りにもクダラナイから
【ワースト1】なのです。
「嘲笑」や「侮蔑」、或いは「誹謗中傷」であってさえも、
『人が集まれば』ソレは些少なりとも『利益』を生み出すのかも知れません、
少なくとも深夜ラジオの1コーナーをつとめる程度には。
故に「ネタ成分が足らない」「ブッ飛び具合が弱い」
「どうせ酷いんだったらもっと酷くした方が良い」
等の『感想』が生まれるわけであり、
そのような『歪曲したマイノリティー』
『狭い世界のアイデンティティー』とやらも
人がいるなら生まれそうです。
いずれにせよ現状の「ライトノベル」で、
求められているのは『ベスト』ではなく【ワースト】です。
ソレはその『市場規模』や『経常利益』を鑑みれば、
一目瞭然なのです……('A`)