【感覚の誤変換】
はいどうもこんにちは。
『揺れる吊り橋の実験』を御存じでしょうか?
物凄く揺れる吊り橋の途中に女性を立たせておくと、
その女性を「好き」になってしまうという
有名な実験結果です。
何でも揺れる吊り橋を渡る恐怖感による心臓の早鐘を、
脳が恋愛感情だと『誤変換』する事による現象らしいです。
無論「個人差」はありますが、この【感覚の誤変換】は
「ライトノベル」ではしばしば見られる傾向でもあります。
以前語った『挿絵による思い込み』もそうだし、
作者が作中で『正しい』と書いていれば
ソレに何の疑問も持たず自身の「感覚」をキャンセルしてしまう
という点も同じ事です。
人は自分が一度『肯定』した事に対しては
逆に“疑問”を挟まなくなる為、
正当な「批判」や他者の「助言」に対して
逆にヒステリックに攻撃的になるという側面も、
結婚詐欺やDVの被害者、またはカルト宗教の信者等にも
まま見られる兆候です。
ソレは欠点だらけの「ライトノベル」に関しても
また同じ事でもあります。
嘗て前代未聞の【毒ガステロ】を起こした新興宗教なども、
その教祖は実に【醜悪】な風貌をしていましたが
信者とっては “痘痕も靨” の数百倍の倒錯で、
崇高で尊重な人物に視えていたのでしょう。
コレは「ライトノベル作家」に対するイメージも同じ、
と云うのは、少々早計でしょうか?
一応ワタシは実際の「顔写真」を見た上で
そう発言しているのですが。
いずれにせよ、表題の事例は、
全て“錯覚”と“思い込み”から端を発するというコトです。
虚実だろうと一度そう「思い込んだら」
その“思い込み”は脳に癒着して剥離出来なくなり、
その者の「一部」になってしまう。
宛ら【悪性腫瘍】にも酷似していますが
その本人に『自覚症状』が一切無いという点は全く同じです。
【感覚の誤変換】 即ち 【脳に異常】 が
起こっているのだからソレらは至極当然のコト。
善いも悪いも無くなってしまうのです、
その者の中では――。