【生きる為の主題(テーマ)Ⅱ】
続けましょう。
【何かに命を懸ける事】が『昔の作品の主題』だとは前稿で云いました。
そしてソレとは【違う】、寧ろ【真逆】にイッてしまってるのが
「ライトノベル」だという事は云うまでも無い事です。
酷いのになると【戦う事も女にやってもらう】ので、
もう本当に、情けないをも通り越した
余りにも卑小な話だというのは論じるに値しません。
では一体何故そうなるのかというと
まぁお気づきの方もいるかも知れませんが、
所謂【死】という概念に作者が『無頓着』だからだと想います。
コレはもう「ライトノベル」という存在が
物の見事なまでに『証明』してしまっているのですが、
【死んで転生】【死んでやり直し(時間の巻き戻り)】が
昨今の主流である事からも明白です。
【死ぬ事を意識して精一杯生きる】どころか、
【もう最初で死んじゃってる】んです……('A`)
【現実世界で酷い目にあったから異世界で無双】
のような話も珍しくないように、
【死】どころか『生』すらも作品から抜け落ちてしまっています。
でもってヤる事は【チート能力による無双】
『赤ん坊の頃から大人の知識がある』
『未来に起こる事を全て知っている』
こんなモン文字通り【反則】なのですから、
失敗する方が難しく故に『感動』も何も無いでしょう。
【悪役】ですらまだ頑張っている部類に入ってしまいます。
でもって↑こーゆーのを『喜ぶ人達』
一体『誰』だと想いますか?
有体に云って申し訳ないですがソレこそ正に
【〇〇〇〇のおっさん】と呼ばれる人達です。
戦わなくて良い、無様で良い、無責任で良い、中途半端で良い、
優柔不断で良い、何かを頑張らなくて良い、努力しなくて良い、
何なら死んで異世界に転生すれば良い、
【でも楽して女にモテて下世話な快楽には溺れたい】
……('A`)
『消去法』でいきますよ?
『まともな人』は↑上記のような事は考えないでしょう。
余りにも【情けなさ過ぎて】
『需要と供給』という面でもまたソレは明白です。
アニメや漫画のような【大ヒット作】というのは
普段ソレを読まない『一般層に支持されるから』
莫大な売り上げと評価数となるのであって、
「ライトノベル」はその十分の一にも満たないというのは、
それがそのまま【ソレを評価する人が少ない】
という事を意味するのです。
普段の生活であんまりいないでしょう?
ガチの【〇〇〇〇のおっさん】って……('A`)
要するに【ソレに向けて】書いてるわけですから、
いつまで経ってもライトノベルは
【メジャーの壁】を突破出来ないのです。
いい加減な『長文タイトル』で【人を感動させよう】
という人はいないでしょう。
そういう意識があるのなら
【長くてもちゃんと考える】んです。
~愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない~
のように……('A`)