【身分制度と奴隷制度】
はいどうもこんにちは。
「なろう系」のファンタジー、特に【悪役令嬢モノ】だったりすると、
嫌が応にも『身分制度』という存在を意識させられるでしょう。
そして『身分制度』とは決して人間の『善性』によって
成立しているモノではありません。
ソレとは寧ろ逆、【力による統治】なのであり、
逆らったら【酷い目に遭わされて殺される】という
【恐怖と暴力による支配機構】です。
ソコに善も悪も関係無く、ただただ【弱肉強食の摂理】が存在するのみです。
フゥ、ナニカに似てますね、そう云うまでもなく
学校に於ける【スクール・カースト】です。
上位の者が明らかに間違った事を行っているのに、
【虐め】という凶悪犯罪が行われているのに、
ソレを行う者が罰せられる事はありません。
寧ろ虐げられる『弱者』が【悪者】扱いされる事も多いでしょう、
彼奴らの卑劣な姦計で。
しかしソレが『正される』事は無い、
【学校で子供が殺される】ようになってから、
もう30年以上もそのままです。
昨今ではようやくSNSの発展などで、
凶悪犯罪を行った【虐めの首謀者が炎上】
するなどの例は散見されるようになりましたが、
しかし『曙光』というには余りにも乏しい光です。
最後に、『身分制度』に絶対必要なモノは
【奴隷制度】です。奴隷のいない『身分制度』は存在しません。
そしてソレは力、否、【暴力(権力)】を持つ者によって
勝手に決められるモノなのです。
ソレが『現実』で在る以上、事の是非も義憤も敢えて此処では論じません。
しかし、そんな【地獄ような場所】に
『罪の無い子供』が訳も解らぬまま今日も放り込まれている。
ただその事に心底戦慄し、その子達を悼むだけです――。
【学校は殺し合いが行われる場所】というのは、
『此処の小説』を読んでいる皆さんが
誰よりも解っている事でしょう。