表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/296

【ファッションとしての傷痕】



 はいどうもこんにちは。

 過去に『不幸』な事があったから、

“自分は何をしても許される”と勘違いして

イキリムーブを全開でかますキャラがいますが、

(書いてる作者もそうですが……('A`))

その実ソノ『過去』自体が大した事なかったりします。

(だって今、平和に生きてんじゃん)

 所謂『ファッションとしての傷痕』とでも言うべきでしょうか?

頼みもしないのに作中でいきなりベラベラ喋り出すパターンも結構あります。


「過去の辛い事にも意味があった」

「それがあったから今こうしていられる」

「悲しみよありがとう」


 拳げていけばキリが無いですが本来『過去の傷痕』とは

疵痕(きずあと)】なのであり、

思い出したくもなければ語りたくもない、

そしてその惨たらしい【痕】は永遠に残るし

“痛み”も決して消えないモノなのです。


 故に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

何なら優越感に浸ってひけらかしている程度の者は、

「かすり傷」を自慢げに見せびらかしている

〇〇と一緒ではないでしょうか?

 正直ただの【不幸自慢】【逆差別】に堕しているだけであり、

『過去』に拘っている者ほど実は大した過去を持っていなかったりもします。

【本当に辛い過去】は()()()()()()()()()()です。

 故に人にも話せない、思い出す度に心へ激痛が走る、

何ならスベテ忘れてしまいたい。

 よって他人にヘラヘラ話せてしまう『過去の傷痕』など

本当の【疵痕】ではないのであり、

以前話した『サイコポルノ』とは別種の精神畸形、

ひとまず【自虐(クリュー)ポルノ】とでも名付けておきましょうか――。


挿絵(By みてみん)




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ