【読者への共感】 ~参照・『荒木 飛呂彦の漫画術』 より~
はいどうもこんにちは。
久方ぶりに荒木先生の『創作論』を読み返していたら
ふと想うコトがあったので
此処に書き綴ってみようと想います。
まず、荒木先生曰くストーリー作品のキャラクター、
特に “主人公側” は、その思考や目的、行動規範が
読者に『共感』出来るモノでなければならず、
ソレは基本的に『正義』、通常の『倫理観』から
大きく逸脱してはならないのだそうです。
無論「デスノート」や「軍鶏」のように、【悪】を主人公とした
所謂【ピカレスクロマン】というジャンルは存在しますし、
鬼畜外道なキャラクターが跳梁跋扈する
“エロ・グロ作品” というのも無いわけではありません。
しかし大半の作品、特に優れた作品というモノは殆ど例外なく
主人公は心の中に自分の『正義』というのを
持っているモノであるし、
仮に破天荒なキャラクターでも
「弱者を甚振って愉しむ」ような真似はしないものです。
何故ならそこに読者の『共感』というモノが存在し、
通常の倫理観や道徳心から大きく逸脱した
下衆で下劣なキャラクターには
【不快感】や【拒否反応】を示すように
人間 (読者) は出来ているからなのです。
さて、以上を踏まえて、まずはその【悪い例】から紹介して往きましょう。
諸々の事情で作品名は伏せますが、
実際に存在するモノなので解る人には解るので、
その”ファン”の方は以降を読まないでください。
ワタシと〇みどろの〇り合いがしたいなら止めませんが、
あくまで『自己責任』でお願いします……('A`)
≪続く≫