【作者と読者 ~テーマの乖離~ 】
はいどうもこんにちは。
今回は表題のコトに対して、
ある有名作品を例に出して語ってみましょう。
『機動戦士ガンダム』
昨今はオワコン化した等と云われておりますが、
嘗て一世を風靡した作品として名前くらいは知っていると想います。
(まぁ、「涼〇ハルヒ」よりは知られてるでしょう……('A`))
そして現代でもそのシリーズが続いている為、
多くの作品(「~~ガンダム」がごっちゃになって解りずらいと想うのですが、
岡田斗司夫氏を始めとする『ファースト主義者』
【ガンダムは”初代”以外認めない】
という方の論旨が最近『理解』出来たので
まずはソコを語って参ります。
まず簡単に云ってしまうと、
この『機動戦士ガンダム』という作品は、
【続編作っちゃいけない作品】なのですよ。
物凄く端的に、原作者の富野由悠季監督が
この作品に込めた『テーマ』を以下に記載しますが、
同作品のラストシーンに込めたメッセージは、
~人間は、いつか皆が『ニュータイプ(超感覚の持ち主)』へと覚醒し、
互いの事が『理解』出来るようになる。
そうなればもう【戦争】などの❝無駄な争い❞もなくなり、
生きる場所を宇宙へと向けた新たなる『段階』へと進む事が出来るだろう~
はいどうでしょうか? かなり乱暴に意訳しましたが、
大筋はこんな所です。
だから初代、1stが終わった後で
【続編を作る】など以ての外、
あの物語の後【戦争は起こっちゃいけない】わけですから、
ソレは『作者のテーマ』と【真逆】を行っているワケですから、
『Zガンダム』とかフザけんな!ヽ(`Д´)ノ
って話なのです。
冨野監督は、2000年代のインタビューで、
【自分のアニメ監督としてのキャリアは、
【ガンダムに対する敗北の歴史です】
とはっきり仰っている事から、
【続編を作る事に大きな拒否感を抱いていた】
というのが類推出来ます。
次回はソレに表題のテーマを交えて
より深く皆さんと考察して参りましょう。