『ライトノベルと感動について』
どうもこんにちは。
唐突ですが「ライトノベル」で『感動』した事ってあるでしょうか?
「ちょっと良いシーンだな」程度の事ではなく、
洒落にならないくらい「鳥肌」が立ったとか、
恥も外聞も無く涙が流れたとか
そういう【次元】の話です。
当たり前ですが人は自分が『経験』した事や『体験』した事以外は
表現出来ませんし、イメージもまた出来ません。
超常的な現象や戦いを描いていても、
必ずその『基』となる【事象】が存在するのです。
全くの無から有が生まれる事は基本在り得ません。
そうなると他の作品を読んで『感動』した事がないのなら、
人を『感動』させる作品などで書ける筈がないと
残念ながら理論上はそう結論付けられてしまいます。
無論、「ライトノベル」でも幾つか、
感動らしきシーンはあるのですが、
ソレが大して心を打たないのは自分で考えたのではなく
どこかから拾ってきて無理矢理繋げた
『パッチワーク』だからです。
だからストーリーの前後の接合性が取れておらず、
その因果関係すら存在しない場合すらある、
【最後の方でいきなりキャラの性格が変わった】
など正にこのパターンの典型と云えるでしょう。
これは完全に邪推ですが
(ある程度の蓋然性は担保されると想いますが)
おそらく作者の方が今までアニメやマンガだけ、
それも相当「偏った」モノしか読んでこなかったからではないでしょうか?
ともあれ『あまり小説を読んだ事が無いな』という人は
「三点リーダ」→……が、『・・・・』←で表現されているのを見ると
よく解ります。
アメリカの小説家、“ディーン・R・クーンツ”氏が
【書いて書いて書きまくり、読んで読んで読みまくれ】
と云っていますが、
これは決して「ラブコメ」や「萌え作品」ばかり読め、
と云っているのでは無いと推察します。
《続く》