【貸本屋の状態】
はいどうもこんにちは。
所謂「なろう系」の作品を読み漁っていると、
正直【これでいいの?】という感想を何度か抱くと想います。
否、別段ソレを『批判』しているのではなく、
『現状のライトノベル』が今まさに【そのレベル】だという事でしょう。
表題にある通り、現状のライトノベルは
漫画で云う処の【貸本屋】の状態。
年代的には漫画黎明期の【昭和30年代】と云った処でしょう。
まだ、【手塚 治虫】も存在しない黎明期の【貸本屋の漫画】は、
当然、今のような【プロとアマの区別】もなく、
そもそも『職業漫画家』というモノ自体が存在しなかったので、
当然描いている人は殆ど「素人」だったでしょう。
故にそのクオリティーも追って然るべし、
つまり「ライトノベル」も今はその『段階』で、
「素人」の作品で四苦八苦している状態なのだと想います。
職業変わりますが『声優』という存在も、
今は華々しい業界ではありますがその黎明期は、
【声優という職業】は存在せず、駆け出しの俳優や舞台役者が
「小銭を稼ぐ」ために引き受ける
いわば名前の無い『副業』だったわけです。
AIやSNSの発達した昨今で【貸本屋】とは
またなんとも時代錯誤な響きですが
コト『創作』に於いて他の技術の発展は関係ないと
云った処でしょう。
【ライトノベルには挿絵が不可欠】
【文章のみで勝負出来る作品はない】
その意味で今はまだ『独り立ち』出来る文化ではなく、
玉石混交の五里霧中の最中で、
足搔いている状態なのだと想います。