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『ライトノベルとは一体何か?』




 どうもこんにちは。

 上記の質問を、「はい、こうです」と

即答出来る人はいるでしょうか?

 おそらくかなりの数の人が言い淀んでしまうのではないでしょうか?

 多分「アニメやマンガの小説でぇ~」や

「普通の小説とは違ってキャラは二次元でぇ~」等

非常に()()()()()()()()()しか浮かばないと想います。

 そしてそれこそが所謂『ライトノベル』と呼ばれるモノの概念、

漫画やアニメのように【確固としたイメージ】が存在しないのです。


 その理由を分析するにあたって

まずはその『歴史』から紐解いてみましょう。

 ワタシもスベテの作品を読んだわけではないので

『絶対』とは言い切れませんが、

古くは平井 和正氏の『幻魔大戦』や『ウルフガイ・シリーズ』

少し時代がズレて夢枕 獏氏の『キマイラ・シリーズ』『魔獣狩り・シリーズ』等が

「最古のライトノベル」と呼んで差し支えないと想います。

 無論、その当時『ライトノベル』という概念は存在せず

また上記の作家の方達も「超常的」な世界を書いているという認識はあっても、

アニメのキャラクターを書いているという自覚はない。

 あくまでSFやホラーの延長線、

漫画の「劇画」をノベライズ(小説化)しているという

意識が強かったと想われます。 


 そして上記の作品、ファンでもない限り()()()()()()()()()

 手塚 治虫や宮崎 駿は漫画やアニメに興味が無い人も知っているのに。

 別段ハンデは何もありません、

前者は資金難で自分のアニメ会社を潰していますし、

後者は今の世界的な名声を得るまでに相当な

『不遇の時代』を囲う憂き目を強いられたそうです。


 そういう意味では『小説』の方が何の「資金」も「制約」もなく

いつでも好きな時に始められますからその自由度は高かったと想われます。

 あくまでSF小説や西洋ファンタジー(指輪物語やアーサー王伝説等)の

延長線、アニメや漫画の爆発的大ヒットに不随する、

悪い言い方をすればその「恩恵」に預かろうとする

【副産物】として始まったのが今日の所謂『ライトノベル』だったのです。


挿絵(By みてみん)


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