【言葉の暴虐】
はいどうもこんにちは。
今日も今日とて「なろう系」の作品を読んでいると、
表題にある通り醜悪な人間の言葉に辟易とされます。
「追放系」「ざまぁ系」「成り上がり系」「悪役令嬢」でも良いですが、
ゴ〇だのク〇だのゴ〇カスだのという言葉が、
無い方が珍しいという愁嘆場になっております。
コレらの言葉って、【人間が人間をゴミと呼ぶ事】って、
果たしてそんなにありふれたモノだったでしょうか?
過去に【虐めの被害】に遭った方は、
正しくそのような『人間の尊厳』を破壊されるような言葉を
日常的に浴びせられていたのでしょうし、
ソレが「復讐」となって作品内に出て来るというのも解ります。
問題なのはソレが「当たり前」となって”テンプレ”となって
【常態的に消費される】という事であって、
それだけ【現実が荒んでいる】から、
『創作上の共感やリアリティー』を生んでしまうという事の
証左に他なりません。
『小説』ってそういうモノでしたっけ?
「ライトノベル」もソレしか書く事が無いのでしょうか?
虐げられて虐げ返してそれしかやる事が無いならば、
ソレは結局【弱肉強食】の【貪りの世界】でしかないのであり、
ソコで描かれるのは「人間」ではなく【獣】です。
もっと他に、やる事、描く事は無いのでしょうか?
作者も読者も【それでいい】というのならば、
コレ以上ワタシが申し上げる事も御座いませんが――。