【復讐心の肯定】
昨今のSNSの隆盛、最早その『影響力』は
TV、出版社、所謂「マスコミ」を大きく上回るほどに
その勢力は拡大されています。
そして【参考資料】にもあるように
所謂『加害者晒し』『特定班』と呼ばれる人達も
その活動を【否定】されること無く
多くの人々に支持されています。
【復讐は何も生まない】とは一体いつの言葉やら、
最早『第五の権力』と云って良いSNSでは、
日夜この【復讐肯定】の動きが否定派の言葉を駆逐するほどの
大奔流へと姿を変えつつあります。
また何度も繰り返しになって申し訳ないですが、
「加害者でもやり過ぎだ!」「復讐は何も生まない!」
「そんな事をしても被害者は喜ばない!(or帰って来ない)」
等と発信したら、その人物のアカウントなりチャンネルなりが
跡形も無く【炎上】する事でしょう、
少なくともそのような動画は見た事がありません。
【復讐肯定】
良かろうが悪かろうが最早コレが大多数の人間の『本音』なのであり、
そして偽らざる【現実】でもあります。
この命題は『原罪』と同じで、
まず【受け入れない】と全てはどこにも繋がって往きません。
人間は、【動物を殺して喰わなければ】身体が死にます。
ソレと同様に、【復讐を否定したら】心が死ぬんです。
だから余りにも『鬼畜外道な所業』を犯した者には
情け容赦の無い糾弾が加わる。
【心に受けたダメージ】が【怒り、憎しみ】となって
その行動をエスカレートさせるのです。
ソコに薄っぺらい「キレイゴト」を云っても
全く無意味どころか逆効果。
燃え上がった燎原の火を却って促進させるだけのモノでしょう。
繰り返しますが【善い悪いの問題じゃない】
人間という存在に於けるただの『自然現象』なのです。
自分の腹掻っ捌いて、
その中身が汚いの醜悪だのと云っても
何にもならないでしょう。
【在るものはただ在る】それが【人間の限界】なのだから
ひたすらに『美しいもの』だけを追っても意味が無いのです。
綺麗なものを描きたいなら【醜いモノ】も知りましょう。
正しい事を描きたいなら【間違った事】も受け入れましょう。
ワタシの尊敬する作家の方は、皆そうしてきました。
だから【素晴らしい作品】がこの世に生まれたのです。