【正義感についてⅡ】
続けます。
では、この卑劣な犯罪や犯罪者に対する『怒りの正体』とは、
一体何なのでしょうか?
あくまで「仮説」に過ぎませんが、
ワタシなりに考えた結果のソレは、
【集団に対する異物の排除】なのではないかと想います。
【SNSでの炎上】を例に挙げると解り易いのですが、
そのキッカケとなる内容は
【犯罪行為】か【それに準じる悪行(愚行)】です。
ソレらに『怒り』を感じた人達が宛ら燎原の火のように
激しく言葉でその者を糾弾するわけですが、
その【大多数の人達】が皆『正義感に駆られて』と考える方が、
何やら嘘っぽくそしてリアリティーに欠ける話でしょう。
ブッちゃけ【ムカつくから叩く】というのが
多くの人達の偽ざる「本音」というヤツで、
ではその『ムカつく』が一体どこから来ているのかと云えば
ソレは“本能的”な領域に存在するモノ、
その本能、無意識、原初的な感覚に在るモノが
【異物の排除】という根源的な要素なのだと想います。
『全ての人間に悪意がある』とは以前云いましたが、
【その悪意を躊躇いなく実行出来る者】は
実際の処かなり少ないでしょう。
何故ならソレらの人間こそ【犯罪者】と呼ばれる者達で、
【危険】だから『一般的な社会(集団)】からは
【排除】されるべき存在です。
ソコに【攻撃的】【好戦的】感情が働くのは寧ろ当然で、
ソレが犯罪に対する『怒りや憎しみ』の正体です。
云わば一種の『自己防衛』
炎上事件などでも【こいつが自〇しても構わない】
【何故ならこいつが悪いから】【危険だから】
という思考で感情がエスカレートするのは
ソイツの存在が消えないと
【不安(不満)が解消されないから】です。
『正義』というのはその際に使われる便利な道具
有体に云えばただの【欺瞞】でしかないのです。
虐める者が【コイツは〇〇だから虐められても仕方がない】
【だから自分は悪くない】
という『卑劣な正当化』と残念ながら「本質」は同じです。
まぁ『正義のため』にSNSで動いてる人も少数派でしょうから
コレは余談に過ぎないでしょう。
逆にそーゆー人ほど【炎上】したりしてますね……('A`)