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捨てられた異世界転生者  作者: 猫だるま
勇者救出!〜ストナ皇教国編〜
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草笛女史の危機一髪

 草笛女史の部屋を教皇が訪れていた…


『エッヘッヘ!…愛しの姫よ!ずっと待たせて悪かったですなァ?…以前のお約束どおりに今夜!2人っきりで誰にも邪魔されず…ゆっくりと食事をしながら我々の未来について話し合いましょうか?…ウッヘッヘッヘ!…』何時もどおりのイヤらしい笑顔で教皇が話す…


『分かりました!…夜は予定を空けてお伺い致しますわァ!…』草笛女史が笑顔で応えた…


『ただ他の者に話しを聞かれるのは恥ずかしいので極力近付く事無く…静かに2人っきりになれる様にご配慮頂けたら助かります!』と草笛女史が恥ずかしそうに続けて話した…


『分かっておりますぞォ…姫!2人の邪魔をする愚か者は全員処分します故!ご心配なく!』と教皇が鼻息荒く応えた…


上機嫌で出て行く教皇を見届けて草笛女史が口を開く…


『セグリー!見てのとおりよ!トーラス商会に今夜結構と伝えて頂戴!…』


『分かりました!今から向かいます!』と応えてセグリーも出て行った…


 セグリーが姿を消したままトーラス商会に向かうと入れ違いで西の教会の関係者が憮然とした顔で出て行った…「あいも変わらずの様だわね!」と思いながら何時どおりにノックした…


招き入れられ席に座ったセグリーが口を開く…

『今夜!作戦を結構します!…脱出の準備を宜しくお願いします!』とセグリーが話した…


『分かった!…何時でも動ける様に万全を期する!』と斎藤三曹が応えて頷いた…


『あっ!セグリーさん…ちょっとコッチにいいっㇲかァ?』と三塚三曹が手招きして何やら話して笑う…


『まぁ〜最後の念押しに備えてっス!…』と笑って三塚三曹が話した…


その夜…招かれた教皇の領域は人払いされており!草笛女史を案内した者も一礼した後に去って行った…


『ようこそ!愛しの姫よ…ココは我の領域故に普段は下働きの者や警護の魔法師が居るのだが今日は姫の希望どおりに全員!食事の給仕以外は下がらせておりますぞォ!』と笑顔で教皇は話した…


『お気遣い感謝致します!…』と草笛女史も笑顔で応えた…


 食事は気持ち悪い教皇の姫賛美を草笛女史が作り笑顔で受け流し恙無く終えた…教皇に勧められるまま部屋を替えて話しを続けた…


『姫も酒は如何ですかなァ?…とある商会から是非にと献上された珍しい品ですぞォ!』と教皇が気持ち悪く笑う…


『いいえ!…お酒は苦手ですので私はお茶でけっこうです!』と緊張しながら草笛女史が返した…


給仕達が一礼して下がった後…草笛女史がお茶を一口しながら俯いていると!教皇が急に距離を縮めてきた…


『教皇様…いけませんわ!心の準備が必要でしょ?…』と草笛女史が話し終えると同時に…


『アイス・ランス!…』教皇が草笛女史の後ろに向けて魔法を発動した…


『ウグッ!…』不意打ちの魔法を直撃され!姿を消してたセグリーが窓際まで弾き飛ばされた…


『何を企んでおるのか?…我輩が守られてるだけのマヌケとでも思ったか?…教皇に成る者が何も持たぬはずが無かろう?…我輩の眼は全てを見抜く神の眼ぞォ!…そなたがどうやって従属の腕輪を外せたのか?は知らぬが姿を消して姫の部屋に居た事ぐらい知っておったわ!何やら企んでるんだろう?とワザと知らぬフリをしておったのじゃ!…』と教皇は勝ち誇った顔でセグリーに告げた…


セグリーは直撃した胸を押さえながら窓のカーテンに掴まって立ち上がった…


『ふん!…ウジ虫は流石にしぶといのぉ!コレが最後じゃ死ね!…デス・ライト…』教皇の発した魔法でセグリーはカーテンを引きずり落としながら息絶えた…


草笛女史の方へ向き直した教皇がイヤらしい笑顔で距離を縮めながら口を開く…


『さてさて!…おイタする姫君にはどの様にお仕置きするかのォ?…エッヘッヘッヘ!…』


『イヤ!近づかないで!…ウォーター・カッター!…』草笛女史の魔法は守りの指輪によって弾かれる…


『安心なさい!姫君よ!…貴女の為に従属の指輪を用意してますから直ぐに素直に成れますぞォ!…』とイヤらしい笑顔で教皇が草笛女史の腕を掴んだ…


『………………。』「誰か助けて!」と恐怖で声が出ない中で心で叫んだ時…


『パスっ!』気の抜けた音の後に教皇が目の前で崩れ落ちた!…


 草笛女史は何が起こったのが分からず茫然としていたが…はっ?と思い出し…倒れてるセグリーの元まで駆け寄ると懐からエリクサーを出してセグリーの口に流し込んだ…


『ゴホっゴホっ!…御使い様…無事だったのですね?…良かったです!』と力無くセグリーが笑った…


『もうダメか?と思ったら…急にガマ教皇が倒れたの?…』と草笛女史が泣き笑いで応えた…


『御使い様!…外を!…』とセグリーが話し…草笛女史が窓を開けると…


『ふぅ〜っ!…間一髪だったっㇲが…間に合って良かったッス!…』と木の上から三塚三曹が応えた…


三塚三曹は余りにもスムーズに事が進む事に違和感を持っていたので相手が対策してる場合を想定してセグリーに場所を聞いた上で指示をしていたのだった…


『さぁ〜逃げるっㇲよォ!…あっ!そのオッさんは麻酔弾で眠らせてるだけっㇲから!口と手足を縛りあげて…魔法で消して欲しいッス!』と笑顔で話した…


 草笛女史達は指示どおりに縛りあげると守りの指輪と部屋に掛けられてた魔法のマントをついでで持つと全員の姿をブラインドの魔法で消して夜の暗闇の中に紛れるので在った…







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